睡眠時間が6時間を切ると死亡リスクが2.5倍になることが判明 風邪のひきやすさも急激に上昇
仕事でどんなに帰りが遅くなっても、次の日も仕事だと、のんびり朝寝ていることもできない。「もっと寝ていたい」という本音を押し殺し、眠い目をこすりながら満員電車で通勤し、気合いで仕事を乗り切っている人も多いだろう。しかし、たかが睡眠不足と軽く見るのは危険だ。
5時間以下の睡眠だと風邪のひきやすさ4.5倍に
4月25日放送のバラエティ番組「月曜から夜更かし」(日本テレビ系)で「睡眠が6時間を切ると、死亡リスクが跳ね上がるらしい件について」という話題があがった。
番組では、米カリフォルニア大学などの研究内容を紹介。それによると、6時間以下の睡眠時間の人は、7時間以上睡眠をとる人に比べて4.2倍風邪にかかりやすく、5時間以下の睡眠では4.5倍風邪をひきやすいという。
「なんだか最近風邪をひきやすくなったな」という人は、栄養ドリンクや風邪薬に頼る前に、最近十分な睡眠をとっているかを振り返ってみるべきだ。
また、自治医科大学が行った調査によると、健康な男性でも睡眠時間が6時間未満の場合、7~8時間の睡眠の人と比べると死亡する危険度が約2.5倍も上昇するという。これは確かに怖い。
この調査報告を受けて、マツコは「死ぬよ、じゃあ」としかめっ面でコメント。分刻みのスケジュールをこなし、睡眠時間が少ない芸能人にこの結果は刺さったようだ。
急逝したプリンスさんは死の直前に154時間ぶっ通しで作業
この話が話題になり、ツイッターでは放送直後から「じゃあ私はもう長く生きれないな…?」といった声があがった。
「睡眠不足が続くと死亡率上がるらしいし突然死はマジ勘弁だけど時間が足りない」
「寝不足な毎日。まとまった時間、寝たいな」
現代人にとって、睡眠不足を抱えているのは当たり前。もはや国民t的な問題と言えそうだ。
また、今回この話が紹介されたのが、深夜帯に放送される「月曜から夜ふかし」だったことに関して、「6時間未満睡眠の人の死亡リスクの高さを『月曜から夜更かし』が特集するこの皮肉さ」といった声も出ていた。
睡眠不足の害について記憶に新しいのが、アメリカの歌手・プリンスさんの急死だ。死因はいまだ明らかにされていないが、亡くなる前におよそ154時間眠らずに仕事に打ち込んでいたという報道もあるほどだ。
たかが睡眠不足と軽く捉えず、「生きるために、寝る!」くらいの気持ちをもって、しっかりとした睡眠確保を心掛けたい。
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