
画像はイメージ(AIで作成)
今どき「気合い」で健康維持しろと本気で言ってくる上司はいないだろう。しかし、数十年前にはそんな精神論が堂々と語られる職場もあったようだ。
投稿を寄せた東京都の男性(70代以上/当時の年収900万円)は、「旅行会社で末端管理職だった時代」のエピソードを振り返る。上司である課長は、日ごろから健康自慢で部下に厳しい態度で接する男で、周囲からは煙たがられる存在だったという。
病欠者には「どれだけ忙しいのか分かっていないんだな。普段から気合が入っていない」
真冬のある朝、男性の部下A君から「急な発熱で体もだるく出社できない。医者には行くが今日いっぱいは休ませて欲しい」と電話で連絡があった。男性は了解し、大事にするように伝えた直後、課長に報告した。
すると課長は頭を振ってため息をつき、さらに苦虫を噛み潰したような表情になってこう言った。
「今がどれだけ忙しいのかA君は分かっていないんだな。それに普段から気合が入っていないし、たるんでいるから風邪なんか引くんだよ…」
男性は呆れ返る。A君は「風邪だ」とは一言も言っていなかったし、気合で病気が防げるわけなどないからだ。しかし病欠などしたことがないと自慢することの多い課長にとって、「健康は気合という精神論で語られるものであったのです」と男性は振り返る。
「これまでもスポーツは野球と高校、大学と続けていたラグビー以外にないと吹聴し、部下の病欠、有給申請を長い説教交じりの後にしかOKしない狭量でした」
根拠のない精神論と、空虚なまでの気合の大事さをしばしば聞かされていた男性や周囲の部下は、「またか」と暗い気持ちになったという。A君は3日後に顔色の良くないまま出社してきたが、もとから課長を嫌っていたため、復帰の挨拶すらしなかった。
「課長は気合が入っていないので風邪を引いてしまい、しばらく休みだそうだ」
その10日後の寒い朝。なんと問題の課長から男性宛に電話がかかってきた。
「風邪で発熱し体も重い、今日は休ませてくれ…」
弱々しい声だった。男性はお大事にと了解したあと、周囲の部下たちにこう伝えた。
「課長は気合が入っていないので風邪を引いてしまい、しばらく休みだそうだ」
すると、期せずして彼らから「小さな喜びの声」があがったという。
その4日後、課長は「気合で回復した」と不機嫌そうに出社してきた。部下たちは「もっと休んでいて欲しかった」「気合が入っていないから風邪に感染したのだから、精神論者はなんと言い訳するんだろう」と苦笑していたという。
自らの体調不良で精神論の矛盾を露呈してしまった上司だが、
「結局(本人からの)言い訳はなし」
その後も彼の口から気合の大事さは語られたというが、「もう誰も本気にしませんでしたね」と皮肉交じりに投稿を結んでいる。
※キャリコネニュースでは「上司にムカついた話」をテーマに投稿を募集中です。回答はこちらから https://questant.jp/q/R6ZGX207
「そんな上司について行きたくありません」自分の仕事を押し付ける上司に言い返したエピソード


