
画像はイメージ(AIで作成)
職場では厳格で近寄りがたい上司にも、家庭で見せる意外な一面があるものだ。投稿を寄せた埼玉県の40代男性は、20年ほど前にアパレル業界で働いていたころのエピソードを振り返る。
当時の上司だった店長(当時45歳)は、「見た目はその筋の方のような強面で声も低く、一見逃げ出したくなるような方」。しかし実際は面倒見がよく、仕事にはストイックで厳しい人物だったという。(文:篠原みつき)
「ワタシの子供たちだからカワイイでしょう? でも……」
ある日、外国籍の奥様(当時30代)が子どもを連れて来店した。奥様の実家へ帰省するにあたり、家族へのお土産として洋服を見に来たのだという。当時店長は商談中だったため、手が空いていた男性が代わりに接客することになった。
「3歳の娘さんと2歳の息子さんがとにかくかわいくて、子供好きな私はメロメロになっていました」
男性が「お子さんたち、カワイイですね~」と話しかけたところ、奥様はたどたどしい日本語でこう言い出した。
「ワタシの子供たちだからカワイイでしょう? でも、ウチの旦那も夜になるともっとカワイイのよ」
思いがけない家庭内事情の暴露に、男性は思わず吹き出してしまったという。
「お、おま。な、何を言ってるんだ!!」
ちょうど商談が終わったところだった店長は、「みたこともない気まずそうな顔」で慌てて割って入った。
「お、おま。な、何を言ってるんだ!!」
店長はそう言って男性と接客を代わった。「普段厳格な店長の見せたなんともかわいらしい表情がツボにはまった」という男性だが、そのまま売り場にいると怒られそうだったため、外の喫煙所へ休憩を取りに行った。
タバコを吸いながら笑いをこらえていると、事務所の扉が開き、店長が無言で隣に立ってタバコに火をつけた。そして一息入れたところで、こう告げられたという。
「今日、見たこと、聞いたことは一切合切忘れるように」
「…あ。はい、了解です」
「ん。頼んだ」
ぶっきらぼうにそれだけ言い残し、店長は家族の元へ戻っていった。敬愛する上司の指示であり、男性は売り場に戻ってからも笑いをかみ殺し、一切口外することはなかったという。
「もう時効だと思うので投稿します」と語る男性。店長はその後、奥様と一緒に外国へ渡った。現在は連絡手段もないとのことで、こう結んでいる。
「元気にご家族と幸せに暮らしてくれていたらいいなと、今でもその頃のことを思い出しながら考えます」
※キャリコネニュースでは「びっくりしたお客さん」をテーマに投稿を募集中です。回答はこちらから https://questant.jp/q/3IVV8KQ9
「お前の持っている財布から両替しろ」コンビニで旧500円玉が使えず激怒する客 店員の返事が冷静すぎた
外車ディーラーにジャージ姿、国産ワゴンで行ったら「いらっしゃいませ」もナシ! → 後日、別の車で行ったら衝撃の対応!【実録マンガ】


