対立陣営が間抜け過ぎた今回の都知事選 「厚化粧」発言も小池氏を後押しすることに

いやぁ~、やってしまった。7月31日の20時のことだ。楽しみにしている大河ドラマを観ようと思って、出先から音速で自宅に戻ったところ、何故か選挙速報が放送されていた。そう、この日は19時15分からの放送だったのだ。

せっかくなので、各局の面白い選挙報道をザッピングすることにした。その中でも『池上彰のニッポンの大問題~都知事選スペシャル~』(テレビ東京)がやはり面白かった。(文:松本ミゾレ)

池上彰「厚化粧の女と呼んだ人がいます。『しめた』と思ったんじゃないですか?」

女性初の都知事となる小池百合子氏(7月20日撮影 JR 浜松町駅前で)

女性初の都知事となる小池百合子氏(7月20日撮影 JR 浜松町駅前で)

開票早々、当確発表された小池百合子氏に対して、司会の池上彰氏が、「厚化粧」というワードを口にした。

選挙期間中、増田寛也候補の集会に出席した、元都知事の石原慎太郎氏が「大年増の厚化粧がいるんだな」と発言し、物議を醸した。池上氏はこのワードを引用し、「選挙戦の最中に小池さんを厚化粧の女と呼んだ人がいます。『しめた』と思ったんじゃないですか?」と率直に質問をしたのだ。

ご存知のように今回の選挙戦において、小池氏は自民党への都知事立候補の意思を十分に説明しないまま出馬した。それもあり、自民党都連会長にして、前述の「厚化粧発言」をした石原元都知事の息子でもある石原伸晃氏は、小池氏より後に推薦の依頼をされるも、返答を先送りにした。

結局小池氏は推薦を得られないままに正式に立候補を表明。主に自民党が正式に推薦する増田氏、野党統一候補の大物ジャーナリスト・鳥越俊太郎氏を向こうに回して選挙戦を行うこととなった。

身体的な特徴を中傷のネタにする戦い方は今の時代にそぐわない