相手が女とみると上から目線で説明してくる「マンスプレイニング」――「この概念には名前があったんだ!」と注目集める

マンスプレイニングとは、「男」(マン)と「解説」(エクスプレイニング)をかけ合わせた造語で、男性が女性に、たいして知りもしないことを「きみは無知だから僕が教えてあげる」と、お説教や解説を始めることをいいます。

佐藤さんは、「応援している(から僕の言うことを聞きなさい)」とプレッシャーをかけてくる多くの男性たちに悩まされてきたことを訴えていました。セクハラやモラハラ、ネットストーカーの要素もはらんでおり、32歳という若さと可憐な容姿の彼女は、失礼ながらそうした被害に遭いやすいことだろうと感じてしまいます。立場上、最初から強く拒絶することもできないのが気の毒です。

悩みの中、「マンスプレイニング」という言葉は、彼女の苦しみに「名前」と「定義」を与え、そんな相手を拒絶することの罪悪感から解放されたといいます。

「自分が何でも知っていて、女性が何も知らないとでも思っているのだろうか?」

このブログがアップされると、たちまち「あるある!」と声があがり、ツイッターなどで拡散されました。主に女性たちから「この概念には名前があったんだ」といった共感や、次のようなツイートがありました。

「今まであらゆる所で遭遇した、頼んでもいないのに説明・説教してくる男性。自分が何でも知っていて、女性が何も知らないとでも思っているのだろうか?そんな彼らは『無知の知』という言葉は知っているのかな」
「分かる……すごく分かる……。こういうマンスプレイニングをする人は、相手に拒絶されると非難攻撃を始めるってのも、すごく分かる……。」

中には、「この言葉が出てきて本当に良かった。『man』って単語が入ってて明確に男性が女性に対してすることとされてるのが良い」という声も。実際、女性というだけで下に見られて、知ったかぶりをされることに辟易している女性が大勢いたのです。特にSNSで、「女性だと分かると急に上から目線で『教えてやる』と絡んでくる男性が多い」ことも指摘されていました。

ツイートは男性からの「そうならないように気をつけよう」という謙虚な声も多く見られます。男性から女性だけとも限らないという声もありました。

「〇〇ハラスメント」など、新しい造語が出ると「また出た…」とウンザリする人もいるでしょうが、そうした態度や現象に名前をつけることで認識が広まり、苦しんでいる人が救われるのなら、おおいに結構だと思います。

あわせて読みたい:「男だからって虫退治させられるのはセクハラ」