「車のない都会の恋愛が想像つかない」にツッコミ殺到「車は移動手段に過ぎない」「いくらでも二人きりの空間を借りられる」
はてな匿名ダイアリーに先月、「車無しで恋愛する都会の人」という投稿があった。書きぶりから地方在住と見られる投稿者は「想像がつかない」「俺は意気地なしだが、車があったから自然に女を誘えたし彼女もいた」と、恋愛における車の重要性を指摘している。
車が恋愛に必要な理由は、投稿者曰く「二人きりになれる空間だから」。車があれば「送って行くよ」の一言だけで自然に密室になれるため、二人きりになりたい時に丁度良いということらしい。(文:みゆくらけん)
都会は「常に周りに誰かがいる」「本能を押し殺して生きるしかない」から難儀?
そんな投稿者には、車を持たない都会での恋愛が想像つかないという。
「こっちが好きだからって仲良くなる前に急にデートなんかさそっても十中八九玉砕するだけ」
「やっとデートの約束して二人で会っても常に周りに誰かがいるし、終電もある」
「心を許すまで親密になるのに何回デートを重ねればいいんだろう」
と、不思議がった挙げ句、「都会で生きるって難儀だよね。一秒でも早くつがいになりたいっていう本能を押し殺して生きるしかない」とまで言っている。5月の上京を控え、車のない生活は「自信がない」と漏らしていた。
この投稿に関し、共感の声は少ない。「東京住まいだが古い人間なのでこの感覚よく分かる」「ホンマ、クルマ無しでどうやって恋愛するんだろう」という声はあるものの、車が無いから恋愛しにくい、と感じている人は少数派だ。
「『終電なくなっちゃった。家行っていい?』が存在するのでTOKYOもいいもんだぞ」
また、投稿者は「知り合って日の浅い二人が車以外に二人きりになれる場所なんてそうそうない」と自信満々に説明しているが、「そもそもが知り合って間がない人と閉鎖空間に居ることに恐怖しか覚えない」という声も多く、何度かデートを重ね、慣れたら家に招待する流れの方が自然だという意見もあった。
このほか、「車というのはもはや一つの移動手段に過ぎない」というコメントや、
「都会ではあまりに人がいすぎて、知り合い以外はモノに近い存在。だから相手とカフェにいても、それは2人きりと同義」
「二人きりになりたいなら、都会はいくらでもその空間を借りられる」
「車が無いので『終電なくなっちゃった。家行っていい?』が存在するので、TOKYOもいいもんだぞ」
など、どのコメントも「確かに」と頷ける。
とはいえ、「余裕があるなら(車は)持ってた方が恋愛の選択肢が増えて良いのは事実」という声もある。もう5月も半ばで、投稿者の東京生活は始まっているかと思うが、車無しでの恋愛でも悲観することはなさそうだ。