チームをまとめる上司は、部下や仕事関係者との関係づくりが下手だと困る。キャリコネニュースが実施したアンケート「上司のコミュニケーション能力」でも、上司への不満が多数寄せられた。
販売・サービス業で働く20代女性は、身勝手かつ思い込みが激しい上司に悩んでいる。ある朝、準備時間中に当日のスケジュールの指示がなかったため自分のペースで仕事を進めていたところ、上司から「最初にこちらをやれと言っただろう」と客の目の前で怒られたという。
「心の中で『そんなこと聞いてない』と思ったが、ゲストがいるので、その場では謝って納めた。店に戻ってから『お前は自分のことしか考えていない』と人格を否定された」
と怒りをあらわにした。
「部下が伝えた事はほぼ忘れているようで、ミスったら部下のせいにします」
同じく販売・サービス業の20代女性は、上司の「顧客の言ってることを理解できていない」点にいらだっている。 会議に出ても自分の言葉で考えを整理できないため、部下に正しい情報が伝えられない。ほかにも、「人の気持ちを汲み取れない、語彙力がない、クレーム対応ができない、チームをまとめる言い方ができない」などの問題を抱えているという。
販売・サービス業で働く30代女性は、「部下の話はまず否定、自分の功績をひたすら自慢する」という上司に強い不満を抱いている。女性はさらに、
「部下が伝えた事はほぼ忘れているようで、ミスったら部下のせいにします。営業が終わっている21時以降にもLINEで仕事の指示をしてきます」
と続ける。この上司は自分の価値観だけで動き、それで仕事ができる人間だと思い込んでいるというからタチが悪い。
威圧的な態度でビビらせるくせに「有休を取らせるいい上司」アピール
管理・事務職の40代男性は、部長のことが大嫌いだ。自分が気に入った社員にしか話しかけず、嫌いな人の話はほぼ聞かない。
あるとき、そんな部長が珍しく話しかけてきた。部下の担当範囲を心配しているのかと見直しかけたが、上席からの質問に答えるための機械的な対応だった。上司の態度を見て男性は、
「普段めったに話しかけてこないから部下が何を担当しているか知らない。言わせてもらえば、あんたよりこっちの方が100倍はあなたと話したくないのに仕事上必要だから話し掛けてんだよ!って思う」
と辛口コメントを寄せている。
管理・事務職の20代は、「すぐにお前と呼び、お酒の席で新入社員でもセクハラをする」という上司が目障りで仕方がない。普段から威圧的な態度をとっており、周りを萎縮させているがいい人アピールには余念がなく、
「有休を取得する際、理由はいらないと言いながら理由を確認し、それを社内の人に言いふらし、有休を取らせてやっているとアピールをしてくる」
という状態だという。
※キャリコネニュースではアンケート「上司のコミュニケーション能力」や「ブラック企業経験談」の回答を募集しています。