ブラック企業のありえない内情「社員同士で一軒家生活」「会社の金で娘に一軒家とレクサスを買い与える」 | キャリコネニュース
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ブラック企業のありえない内情「社員同士で一軒家生活」「会社の金で娘に一軒家とレクサスを買い与える」

業務内容以外のやり取りで辟易することも

業務内容以外のやり取りで辟易することも

ブラック企業では、業務内容というより”どうでもいいやり取り”などで悩まされることが多い。IT技術職の30代男性は社宅で暮らしていたが、それも「社員同士で一軒家生活、二段ベッドを4台並べての8人暮らしでした」と明かす。(文:鹿賀大資)

「採用されたのがほぼ無人の地方支社だったので、入社時の給料は東京勤務にも関わらず、そのエリアの最低時給でした。かなり生活が苦しかったです」

といった声が寄せられている。今回はキャリコネニュース読者から寄せられた3人の投稿を紹介する。

事務・管理60代男性は、社長と押し問答になった時のことを明かす。「社長、それ法律違反です」と指摘しても、「お前が黙っていればわからない」と返すワンマン気質な社長だ。その日、男性は報告書の提出を前日に済ませたので、外用事を予定していた。

しかし、いざ外出しようとすると、社長は「報告書を出せ、責任感がない」とまくし立てた。男性が「出しました」と言っても、社長は「見てない」の一点張り。

するとそのとき、別の事務員が「専務が私の机に置きました」と例の報告書を見せてきたという。それでも社長は一言「俺は知らない」と言い張る始末だった。この社長にほとほと呆れ果てた男性は、すぐに退職を決意した。

ボーナス、交通費、昇給なし……給料も県で定められた最低賃金

50代女性は、一族経営のトップに立つ社長への不満を綴る。年中無休の24時間フル稼働で、年末年始でも有給休暇を使えない。有休を希望すれば”欠勤”扱いになるが、「それでも休みたければご自由に」という会社だ。

しかし社長と事務員は、大晦日と正月三が日の休みはしっかりと取っている。その間、社長は北海道旅行に出かけたという。そんな社長には40代の娘がいる。彼女は独身で、「社長は会社のお金で一軒家を建て、あまり乗らないのにレクサスを買い与えている」という状況だ。

それにひきかえ社員はボーナスがなく、交通費さえも支給されない。給料も県で定められた最低賃金で、長く勤めても昇給することはない。職場界隈の会計士の間では、「社長が不正を働いているのは無言の承知」だ。それでも誰も社長を批判することはできないようだ。

定時に帰ると「いつも早く帰るけど習い事でもしてるの?」

パート保育士の40代女性も前述の投稿と同様、有休を使うと欠勤扱いにされると嘆く。会社に有休制度はあり、義務化された年5日の取得実行も促されている。しかし、自由に使える状況ではなく、年末年始やお盆などに強制的にあてがわれるという。

「以前はそれも無休だったので、今はもらえるだけましと思うしかない。でも定時に帰ろうとすると、『いつも早く帰るけど習い事でもしてるの?』と言われるのは辛い。サービス残業をしないと嫌みも言われます。時給で働いているのに……」

会社は、遅くまで残って仕事する人=頑張っていると評価する風潮にあるという。そのため、テキパキと仕事して早く帰る人は評価されない。女性は「くだらない評価基準です」と呆れている。

※キャリコネニュースでは引き続き「ブラック企業経験談」「ウチの会社のホワイト自慢」に関するアンケートを募集しています。

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