JAFは2月22日の猫の日に先駆け、猫が車に入り込んでしまうトラブルの発生状況を発表した。今年1月の1か月間でドライバーから「エンジンルームに猫が入り込んでしまった」と救援要請された件数は42件。
うち、エンジン始動後に気づき、救助要請されたと明確にわかるものは9件。猫が入り込んでいることに気づかずにエンジンをかけてしまうと、エンジンベルトなどに巻き込まれる場合がある。
猫が入り込むトラブルは冬場だけでなく1年中救援要請がある
猫がベルトに巻き込まれると、そのベルトが千切れたり、それによって洗浄が必要になったりする可能性がある。同団体は「猫の命を守るためにも、乗車の前はボンネットなどエンジンルーム付近をやさしく叩くことを実践しましょう」と呼びかける。
猫は温かい場所や狭い場所を好む。駐車している車のエンジンルームは雨風が入りにくく、猫にとって安心できる場所だ。JAFには1年を通してこのようなトラブルの救援要請があるため、「冬場に限らずご注意ください」という。
またボンネットを叩く”猫ばんばん”を行うと驚いて猫が逃げると言われているが、同団体は「有効ですが、万能ではありません」としている。叩いて出ていくかは個体差があり、かえって奥へ入り込んでしまう場合もある。そのため、叩いた後に猫の声や気配を感じたらボンネットを開けて確認すべきだという。