ホワイト企業に転職しても不満?20代女性「年功序列や上座下座が窮屈。業務知識を求められないことばかりを下にやらせる風潮」 | キャリコネニュース
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ホワイト企業に転職しても不満?20代女性「年功序列や上座下座が窮屈。業務知識を求められないことばかりを下にやらせる風潮」

ホワイト企業でも不満?

ホワイト企業でも不満?

世間一般に”働きやすい会社”とされているのがホワイト企業だ。しかし、実際に勤めている人たちにとっては物足りない部分もあるようだ。キャリコネニュース読者からは

「子どもの行事や体調不良の際に休みやすい。でもボーナスが少ない」(30代女性)

といった声が寄せられている。サービス・販売職の30代男性は「給与が高い。労働時間が短い。何かにつけて祝金が支給される。毎年無料で海外にいける」と金銭面に満足しながらも「部下が自由すぎて成長しない」と不満を抱いている。(文:鹿賀大資)

「何のために働いて何のために生きているのだろう、と思いました」

事務・管理職の20代女性も、多少なりともホワイト企業に不満を抱く一人だ。前職では8時間勤務で30分の休憩しか取れなかった。休憩なしというケースも日常茶飯事だったという。

「8~18時のシフトで休憩は15時からの30分のみ。疲労どころか空腹のピークも過ぎ去る中、無理やり食べていました。現場の状況を見て休憩を回していくので、必然的に社員の休憩は最後にされます。8~17時のシフトで休憩なしの時は、もう体が廃人のように接客し、些細なことでも常にイライラしていました」

女性は内部告発を考えたこともあったが、結局できずにいたという。その理由について

「コンプライアンスの相談窓口が上司の上司か、他部署で勤務する社員のため、結局いつも情報が広がり狩られます。不満はあれど我慢するのが賢明、というのが会社で生き残る道でした。おかしいですよね」

また前職では、月4日しか休めなかった。ところが、会社規定には月間休日が8~9日と記載してあったという。

「規定より4日多く働いても休日出勤手当はありません。しかも上司は『1か月の間に4日も休めれば良い!』という考えだったので、最大13連勤1休というシフトも発生。私って何のために働いて何のために生きているのだろう、と思いました」

念願の”完全週休2日”達成も「先輩の雑務を任される風潮は慣れません」

転職後の職場では、完全週休2日に変わり、休みも年間50日も増えたという。女性は「勉強に当てられる余裕もでき、転職して良かったと心から思えます」と綴る。とはいえ、それでも不安や不満に感じることもあるようだ。

「残業が規制されても、上司はパソコンを持ち帰って仕事しているみたいです。体を壊さないか心配になります。また残業は減っても仕事量は減らず、そこにも疑問を感じます。あと私も一応の社会経験はありますが、年功序列や上座下座を意識されているのが窮屈です」

座席の位置を配慮したり、相手に物を渡す順番だったりは我慢できるという。ただ、書類発送をはじめ、自分が参加しない会議の手配や連絡など、先輩の雑務を任されることに不満を抱いているという。

女性は続けて「業務知識を求められないことばかりを下にやらせる風潮は、未だに慣れません。でも規模の大きい会社だと当たり前なんですかね?」と問い掛けている。

※キャリコネニュースでは引き続き「ブラック企業→ホワイト企業に転職して思うこと」【新型コロナ】ドラッグストア・スーパーで働いている人の声募集に関するアンケートを募集しています。

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