30代女性が経験したモラル皆無のブラック企業「社長の金を盗んだと濡れ衣を着せられる」「休もうとすると始末書と反省書」 | キャリコネニュース
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30代女性が経験したモラル皆無のブラック企業「社長の金を盗んだと濡れ衣を着せられる」「休もうとすると始末書と反省書」

ブラック企業のトンデモエピソード

ブラック企業のトンデモエピソード

モラル意識に欠ける企業は意外と多いものだ。キャリコネニュース読者からも、

「勤務中に大怪我をしたが、救急車を要請してもらえなかった。業務終了時間まで病院に行く許可すらもらえず、労災申請も却下された」(30代男性)

といった声が寄せられている。かつて介護施設で働いていた管理・事務職の30代女性も、その一人だ。(文:鹿賀大資)

「病気をしても入院しなければ、休みも早退も不可」

女性は施設管理者として、事務室を持ち場に働いていた。事務員はもう一人いたが席を外すことが多かったという。そのため、

「正面・裏口玄関の見守り、駐車場や監視カメラの確認、さらにナースコールまで、すべて一人で対応しなければなりませんでした。施設内での事故はつきものですから」

と綴る。女性は勤め先のひどい待遇について「休みは週2日、管理職なので残業代もボーナスも出ません。病気をしても入院しなければ、休みも早退も不可」と明かす。

「家族が病気で休みたくても認めてもらえません。もし休もうものなら、始末書と反省文です。交通費の上限は1万円、車通勤は交通費支給の対象外。しかも車通勤者は敷地内にも関わらず駐車場代がかかっていたそうです」

事務員が1か月しか続かない悲惨な職場

そうした中、女性は”社長の金を盗んだ”と、ありもしない疑いをかけられたという。

「私が着ていたスカートやカーディガンにポケットはありません。ブラウスにはポケットがあるものの、お金を入れるには小さ過ぎます。監視カメラにも映っていないので証拠もありません。しかし上司まで一緒になって疑ってきました」

女性は働く気力を一気に失い、社長の顔を見ると動悸と胸痛に襲われたという。それ原因で退職した。その後の経緯について、

「結局、監視カメラの映像を専門機関に出すとか言っていましたが、半年経っても何もないので、違うと分かったんじゃないでしょうか。あの社長も自分で言ったことを覚えていないくらいですから。もちろん謝罪はありません」

女性は「今までの事務員が1か月ぐらいしか持たないというのがよくわかりました」と綴っている。

ほかにも、

「6時間以上ワンオペで休憩なし。有給休暇は冠婚葬祭でしか使えず、社内コンプライアンスに話しても握り潰されて終わり。なんの役にも立ってない。残業してもカットされていた」(40代女性、サービス・販売職)
「障がい者採用で入社したが、社内行事に参加させないなどの差別を受けた。会社ぐるみでの人格否定と恫喝行為が一番許せなかった。行政や一人でも入れる労働組合に訴えたが、思い込みと片付けられた」(40代女性、事務・管理)

といった声が寄せられた。

※キャリコネニュースでは引き続き「ブラック企業経験談」「ウチの会社のホワイト自慢」に関するアンケートを募集しています。

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