メルカリは4月14日、厚生労働省配布の布マスクを出品禁止にすると発表した。店頭でのマスク品薄が続く中、厚労省は今週以降、感染者数が多い都道府県から順次、全戸に布マスクを配布する予定だ。これを受けメルカリは、
「これらの布マスクも出品禁止物に該当いたしますので、決して出品なさらないよう、お願いいたします」
と呼びかけた。違反行為は商品の削除やアカウントの利用制限の対象となる。
マスク転売禁止後も隠語での出品が相次いでいた
政府は3月中旬、マスクの転売を禁止。同社も3月13日以降、衛生マスク、またそのマスクと他の商品を抱き合わせた出品を禁止していた。
しかし”マスク”と記載はしないものの「新品未使用」「ピンク」「5枚」などの隠語を用いての出品が行われていた。14日現在、政府配布マスクの出品はされていないが、今後の転売を予測した上での対応だと見られる。
メルカリでは現在、別のマスク転売問題も起きている。現在、マスクの蒸れ対策などとして使用するインナーマスクの出品は認められている。しかしインナーマスクなのに紐を通す場所があったり紐とセットになっていたりするなど、通常のマスクとして利用することを前提とした出品もある。
メルカリの質問掲示板では14日、「マスク販売は政府が配布するといってますがインナーマスクも出品できなくなるんですか?」という質問が投稿された。これに対して「コロナ騒ぎに乗じて私腹を肥す行為、軽蔑します」など批判が相次いでいる。