お盆シーズン真っ只中。コロナ禍の今年は、実家や義実家への帰省を控えている人も多いのではないだろうか。ひょっとしたら、帰省がなくなりホッと胸を撫でおろしている人もいるかもしれない。
キャリコネニュースには、義実家帰省を憂鬱に感じている読者の声が寄せられている。(文:コティマム)
「毎週末の休みを取られるなんて、まっぴらごめん」
千葉県の60代女性は、子どもが独立するまでなんと年に6回も義実家へ帰省していたという。正月やお盆以外の通常時も帰省していたことになる。
「金曜日に夫の仕事が終わってから、車で4時間程かかる義実家へ乳幼児2人を連れて帰省。着くのは大体23時前後。それから酒盛りです。今思うと罰ゲームですね。子ども達が独立した今は夫一人の帰省です」
ただでさえ手のかかる乳幼児を2人も連れて夜遅く到着し、深夜から宴会が始まるとは、当時は相当きつかったはずだ。今は夫だけの帰省になったということで、一安心だろう。女性は「コロナ禍の現在、義実家の人達に会うのはお葬式?それもないかも」と語っている。
また福岡県の40代女性は、義実家への帰省をキッパリと断った経験を持つ。
「九州南部の旧家長男の主人とは、お互いに再婚同士です。 再婚してからしばらくは毎週義実家に呼ばれました。義妹から義両親の夫婦喧嘩の仲裁を頼まれるからです」
再婚相手の義両親は頻繁に夫婦喧嘩をし、その度に義妹から呼び出される生活だったという。ちなみに夫の前妻は、ある日突然2人の娘を連れて家を出ていったそうだ。前妻も義両親の喧嘩の仲裁に耐えられなかったのかもしれない。
「正直うんざりでした。 毎週末車で片道1時間半の距離を往復し、挙げ句目の前で激しい夫婦喧嘩を見せられるのに辟易。主人には『こんな事が続くなら、私は実家に帰ります。毎週末の休みを取られるなんて、まっぴらごめんだわ』と伝え、その日の夜にひとり実家へ戻りました」
夫に自分の思いをはっきりと伝えた女性。夫は翌日、後を追って迎えに来てくれたという。
「主人は私の前で義実家に電話をいれ、『あんな夫婦喧嘩を毎回自分達に見せて恥ずかしくないの?もう2度と行かないから。こっちは今、離婚されそうになっている!』と伝えてくれました。私のいない生活は考えられないと、『お願いだから戻ってきてほしい』と、私の両親にも頭をさげてくれました。以来、義実家への帰省はなくなりました!」
夫が女性の気持ちに応え言葉や態度で示してくれたことで、女性は義実家に帰省する必要はなくなった。義実家と問題が起きた際、間に入っている夫がどう行動するかが重要だ。
義弟の嫁から「来られるのが負担」と言われたケースも
一方、義両親との関係は良好だが、兄弟“嫁”との間で問題があり帰省しづらいという声も寄せられた。兵庫県の50代女性は、義弟の妻に遠慮して帰省を制限しているという。
「義父母と義弟家族が別棟同居しているが、台所を共有しているので食事が大人数。義弟の嫁は普段から料理をしたくない人なので、大抵私が作り、食べる時になるとやっと顔を出す。その他、特に何のもてなしもしないのに長男家族の私たちが来るのが不満らしく、『来られるのが負担』と言われた。 義父母との関係は良好なものの、義弟の嫁から疎まれて帰省もままならなくなった」
同じ“嫁”側である義弟の妻から、「来られるのが負担」と言われてしまった女性。義両親とは仲が良くても、直接言われてしまうと帰省するにしても気を遣ってしまう。とはいえ、別棟とはいえ普段から義両親と同居している義弟の妻にも、表には見えない苦労や気遣いがあるのかもしれない。長男家族の帰省が女性の想像以上に負担になっていた可能性もある。
家族とはいえ、所詮は他人。義実家との付き合いは適度な距離がちょうどいいのかもしれない。
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