女性は「本当に苦労しています。将来の日本を支える子どもたちを育てているのに……」と不満を口にする。それでも何の支援もないわけではなく、女性が住んでいる市では子どもの医療費助成に手厚いというが「パートに出ており、病院に行く時間すらなかったので本当に使っていません」と綴る。
現在はパート勤務をしているが、子どもができる前は仕事に没頭しており、
「私はバブル後の就職氷河期世代です。正社員で働いており、リーマンショックも乗り越えました。でも出産と育児のために会社を辞めました」
と打ち明ける。女性は、キャリアを断念するしかなかったことに憤っているのかもしれない。「今、育児休業制度がどんどん整備されていますが、それは私たちの世代が踏み台にされたおかげです」と述べる。さらに、
「今の育児は社員の身分を捨てる必要がなく、うらやましすぎます。結婚し子どもに恵まれたのに『子どもさえいなければ』『こんなはずではなかった』と何度思ったでしょう」
と、ぶつけどころのない悔しさを吐露している。
「仕送りがあるので、貯蓄するほどの余裕がありません」
石川県の50代前半女性は、金融・保険系の企業の正社員。大学生の子どもが2人いるが、いずれも県外に進学したため、今は夫と二人暮らしをしている。世帯年収は1200万円だが「仕送りがあるので、貯蓄するほどの余裕がありません」と嘆く。それでも、
「国立大学に進学してくれて助かりました。ただ2人とも1年浪人したので、計画になかった支出もありましたが。子どもの頑張りで第一志望に進学できたことは、よかったと思っています」
と満足感を示した。また女性は「準備していた学資保険だけでは足りなかったですね……そろそろ自宅の修繕も気になります」と本音もこぼす。労力面でも金銭面でも、育児は生半可なものではないようだ。
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