代理店営業職の30代男性(正社員/年収680万円)の職場は、「入社当時から今まで増収増益で進んできています」といい、ここ数年のボーナスは「年で平均7か月分ほど支給されています」とかなり恵まれている。
「半年に1回個人の成果が評価され、評価に応じて支給額が上下する制度になっています。頑張れば頑張るほど賞与額が上がります」
また別の代理店営業職の30代男性(正社員/年収600万円)も、「給与面は業界内ではかなり良い方」と明かす。
「ボーナスも前年のコロナ禍であっても、『ローンを抱えている社員もいるだろう』と会社の利益をギリギリまで落としてでも社員を思って出してくれた」
成果がきちんとボーナスに反映される会社や、社員のことを思って利益を分配してくれる会社であれば、社員の働くモチベーションも上がるだろう。
資格試験に受かっていないという理由で「半分以上カットされました」
なかには、ボーナスが下がっているという口コミもあった。
「手取り14万円です。月に175時間の勤務時間ですので、時給は学生のアルバイトに毛が生えた程度しかないです。ボーナスは額面で28万円もらっていましたが、『登録販売者試験に受かっていない』というだけで半分以上カットされました」(その他/20代後半/男性/正社員/年収250万円)
また、微々たるボーナスも含め給与の低さに退職した人もいる。
「ボーナスは有りになっていったが寸志並み。募集の福利厚生と全然違う。出世が見込めない。給料が上がらない。まともな社員達は皆辞めて行く」(在籍時:物流サービス/50代後半/男性/正社員/年収300万円)
新型コロナウイルスの影響もあり、経済的に打撃を受けた業界もある中で、企業が全員に納得いくボーナスを支払うことは難しいかもしれない。しかし月収以外にボーナスがあることで、張り合いが出ることもある。従業員が意欲的に働き続けるためにも、企業は可能な限り努力をする必要がある。