画像はイメージ
「保育士です。専門の資格を持つ、命を預かる仕事なのに給料が低いと感じています」
キャリコネニュースに切実な投稿を寄せたのは、新潟県在住の20代後半の女性（パート／未婚）だ。女性は手取り14万5000円で、
「1人暮らしをしたいのですが、この手取りでは不安。趣味がまったくできなくなるかもしれないのに1人暮らしをしたいとまでは思わないので、実家にいます。ホントは1人暮らしができて、趣味も楽しめるくらいの手取りがほしいです」
と胸中を明かした。子どもを預かる職種では、幼稚園教諭の女性からも手取りの少なさを嘆く声が寄せられている。（文：福岡ちはや）
※キャリコネニュースでは「手取り20万円以下の人」にアンケートを実施しています。回答はこちらから https://questant.jp/q/6V8RFE22
「休日も研修や出勤…手当が出たことは一度もありません」
埼玉県在住の20代後半の女性（正職員／未婚）は「幼稚園教諭6年目です。残業、持ち帰りの仕事が多く、行事前はさらにひどくなります」とこぼす。その分、給料に反映されていれば不満もないだろうが、女性は、
「手取り17万5000円ほど。固定残業代として誤魔化されていますが、労働時間に対して残業代はほぼ出ていないに等しいと思います。休日も研修や出勤が多々ありますが、手当が出たことは一度もありません。基本給もわずかしか上がらず、1年目から手取りがほぼ変わりません」
と実態を打ち明けた。このような待遇ではモチベーションが下がっても不思議ではない。実際に女性は、
「同じ業界の友達と給料の差が出てきているのがとても虚しくなります。実家なのでまだ暮らしていけますが、これから同棲を考えている身としてはとても不安で仕方ないので、転職を考えています」
と綴っている。待遇の良くない園では、女性のように退職していく人が後を絶たないだろう。子どもたちのことを考えると、園側に給与体系を見直してもらいたいと思わずにはいられない。
キャリコネからのお知らせsponsored
関連キーワード
Author
