「新卒1年目で年収500万円欲しい」学生16%超、企業側は「300万円台」提示が6割超 夢と現実のギャップ鮮明に | キャリコネニュース - Page 2
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「新卒1年目で年収500万円欲しい」学生16%超、企業側は「300万円台」提示が6割超 夢と現実のギャップ鮮明に

学生側が希望する年収のボリュームゾーンは「300-399万円」(45.9%)だったが、日本人の平均給与(2023年で460万円)を上回る「500万円以上」を望む声も16.4%存在した。

一方、企業側が27卒の新卒入社者へ提示している年収は、「300-399万円」が63.3%と最多だった。学生側で16.4%いた「500万円以上」を提示している企業は3.0%のみで、学生の希望が現実を大きく上回っている構図が示された。

希望年収以下でも85%は「辞退しない」。決め手は「福利厚生」

では、学生は希望年収に届かなければ内定を辞退するのか。「内定先から提示された給与が希望の年収以下である場合、内定を辞退しますか?」という質問に対し、85.6%もの学生が「その他条件によっては辞退しない」と回答した。

辞退しない条件としては、「福利厚生が充実している」(72.3%)が圧倒的1位。次いで「業務内容」(58.4%)、「同僚や先輩などの社員の人柄が自分と合う」(51.5%)が続いた。

また、希望年収との差額については、全体の9割が「100万円以内」なら許容できる(「50万円以内」52.2%、「51万円〜100万円」37.8%)と回答。年収以外の魅力があれば現実的な判断をする学生が多いようだ。

ただ、企業の賃上げ機運も続いている。27卒の平均給与額を26卒と比較して「増額した」企業は約3社に1社(36.0%)に上り、「減額した」企業は0%だった。

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