酷すぎるブラック企業の日常「39度の熱が出ても”そんな熱で休むな”」「気に食わないから明日から来るな!」
販売・サービス業の40代女性は、某大手飲食チェーン店で働く夫を心配している。夫は8時すぎには出勤し、23時まで働き、帰宅は日付が変わってからだ。休日はほとんどなく、夫はこのような生活を2年続けている。
「働き方改革で役職者以外は早めに帰宅できるようになり、20時に帰宅した時期がありました。でも1か月くらいでうやむやになり、また深夜の帰宅が増えました」
激務で夫は体調を崩し、38~39度の熱が数日続いた。通院するため休みを申し出ると、上司からは「そんな熱で休むな」と拒否された。
「夫の熱は2週間も下がらず、明らかに風邪ではないとわかりました。体重は激減し、紹介状をもらって大きい病院で診察を受ける必要がありましたが、そのための休みがもらえません」
女性は「この先どうなるのか不安です」と心境を吐露した。
「以前こう指示されましたが」と反論すると「俺の言うことが聞けないなら辞めろ」
営業職の40代男性は、「かつての職場では、販売商品の在庫が合わないと、その商品に関わった営業マンに損失分の請求がいきました」と振り返る。倉庫担当やPC入力者のミスも考えられるが、ミスの証明できなければ営業の責任とされた。
「事務のミスは発覚しても、帳尻を合わせて不問とされます。営業は退職しても請求書が毎月送られてきます」
販売・サービス業の20代女性の元上司は、指示内容をコロコロと変えたため、女性は「何が正しいのかわからない」状況にストレスを感じていた。「〇日前にはこう指示されましたが」と反論すると、「俺の言うことが聞けないなら辞めろ」と高圧的な態度に出るだけで、会話は成り立たなかった。
上司は思い込みが激しく、誰かが退職すると女性のせいだと決めつけてきた。不快に思った女性が、「名指しで私のせいだと言われたのでしょうか?」と聞いたところ、「言ってないけど俺には分かる」と回答されたこともある。女性は、
「『◯月に辞めます』と退職を申し出たところ、『俺が雇い主だから、俺が気に食わないから明日から来るな!』と声を荒げてきました。そのほかにも、おかしなところがたくさんある会社でした」
と綴った。