「昔と比べて電話の必要性を感じていない」と答えたのは63%。総務部門の社員に限ると、72.2%が「あまり感じていない」「まったく感じていない」と回答した。理由としては、
「他の人が受けても問題が無いため」
「メール、問い合わせメール、チャット、Zoom等でまったく不便ではないので」
といった声が寄せられた。ビジネスチャットツールなどが普及したことも、電話の重要性が薄まっている要因になっているようだ。
また、66.3%が「会社への電話を受けることに対してストレスを感じる」と回答。主に「業務が中断されるから」「電話対応に時間がかかるから」「電話の取り次ぎが面倒だから」といった理由が挙がった。
一方で「会社への電話は自分が出なければならない」と義務感を感じている人も63.3%にのぼる。新入社員からは「新人が電話を受ける風習で、上の方々は皆経験してきているから」、総務部門の社員からは「業務の一部なので仕方がない」などの理由が挙げられた。
同社は「会社宛ての電話は新人が取るべき」「総務部門社員が電話に出るのは当たり前」といった職場の慣習や空気感により、”年齢や肩書によって電話対応を押しつけられる状態”を「TELハラ」と命名。新しい職場のハラスメントとして捉えているという。