神奈川県の40代女性(事務・管理職/年収300万円)が明かすのは、元勤務先の電話対応で受けた、客からの心ない一言だ。電話に出た女性は客が理解しやすいように、ゆっくりとした口調で対応した。しかし客は、そんな女性の気遣いを知らず
「あんたが話している間に、2、3人から電話がかかってくるから早くしてくれ!」
と言い放ったのだ。女性は「腹が立つよりも傷つきました」といい、それ以来「電話対応がさらに嫌いになりました」と書いている。
茨城県の40代女性(事務・管理職/年収400万円)は「もう昔のことですが」と前置きしたうえで、当時の職場について振り返る。その職場は「電話対応は女性がやるもの」という風潮だったそうだ。
「従業員20人のうち、女性は私を含め3人でした。3人ともが別の仕事をしているときなどは、電話に出られないタイミングがあります。それなのに、あるおじさん社員は、外線コールが何度となく鳴っていてもスルー。しまいには『おーい電話鳴ってるよー』と接客や電話中の女性社員に何度も声をかけるのです」
それに我慢できなくなった女性は「さすがにキレてしまい、退職が早まるきっかけとなりました」と述べている。
「車の中や誰もいない部屋で電話をするのが癖になっている」
「もともと声に自信があった方だが、派遣社員時代の一件で電話嫌いがさらに酷くなった」と語るのは、静岡県の30代女性(営業職/年収250万円)だ。その元派遣先には、電話対応後に必ず注意をしてくる「御局様」がいた。
「もう事あるごとに、声の大きさや言い回しなど、鬼の首を取ったようにネチネチ言われていた。斜め後ろに立っては、私が電話を切った瞬間から『いい加減にしなさい!』と怒り出すことも。おかげで胃腸をやられ鬱になり、体重も7キロほど落ちてしまった」
そんな不遇の時代もあったが、現在は「お客と個人携帯で電話をすることが多くて気が楽」という。その反面「やはり今でもトラウマなのか、車の中や誰もいない部屋で電話をするのが癖になっている」とも綴っていた。
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