スレ主は誰に何を言われたなど具体的なことを明かしていませんが、「時々孤独になるけど、生きてる意味なんて感じないけど、子育てだって立派な仕事だと思ってます」と綴っており、夫や身内と距離のある、孤独な育児をしていることがうかがえます。

内閣府「共同参画」の調査（2019年公表）によれば、第1子出産前後に女性が就業を継続する割合は、53.1％となっています。　子どもがいても働き続ける女性もいることから、パートすらしないことを、または家でラクをしているように責められたのかもしれません。

このスレッドは3000以上閲覧され、50近くのさまざまな意見が寄せられています。スレッドには励ましが目立ち、

「子育てこそ、1番大変な仕事だと思います。主さん、お疲れさま」
「家事と子育ては365日やらないと駄目だからすごいです！！」

といった励ましが寄せられました。妻が家事育児をしてくれるから、夫も仕事に専念できるという声も。

また、中には「女性は、子育てのほうが大事だと思います。愛する男性の子どもを産んで育てるのは、女性の本能だと思います」という極端な意見も出ています。ともあれ、精神的に追い詰められているらしきスレ主に対して、理解を示す優しい声が数多く入りました。

「働いている人も家庭を守っている人も、どちらも偉い」

一方、批判的な意見もあります。ワーキングマザーからは「子育ては大切な仕事」としながらも、

「外に働きに出なくても許される状況の中で、家事、育児に専念できているご様子のあなたは恵まれているのではないでしょうか？」

といった抗議めいたコメントも。「子どもの幸せを思えばこそ、私は働いている」という自負が汲み取れ、子どもと接する時間が少ないワーママの葛藤もにじみ出ていました。また、子どもはすぐに大きくなるので、そのうち「お母さんは何故働かないの？」と邪険にされるという指摘もあります。ずっと子どものことばかり考え過ぎるのも、それはそれで弊害がありそうです。

他方、スレッド内には、「働いている人も家庭を守っている人も、どちらも偉いです。（中略）比べられるものではないと思います」という声も多く寄せられました。「子どもために就業する」も「子どもために外で働かない」も、どちらも間違ってはいないということです。さまざまな家庭事情がある以上、当然のことでしょう。

「こちらが偉い」と言ってしまえば、もう一方に意図せずともダメ出しすることになってしまいますが、スレ主はワーキングマザーを否定しているわけではなく、自分の生き方を尊重してほしかっただけだと思います。前述の共同参画のデータによれば、第1子出産前後に女性が離職する割合は、正規雇用では30.9％ですが、パート・派遣など非正規雇用では74.8％にのぼります。産後の女性が働きやすい環境があるか否かも関係しますから、周囲や身内、特に夫は、専業主婦を軽くみるような言葉を安易に口にしないほうがいいでしょう。【参照元：お悩み解決掲示板　https://onayamifree.com/】