管理・事務職の30代女性は、第二子を妊娠中に退職を決意。当時は会社の業績悪化に伴い、社内では大規模な希望退職の話が持ち上がっていたという。ただ女性の場合は翌月に産休を控えており、上司や役員の承認も事前に得ていたことから「自分には関係ないことだと思っていました」と続ける。
「しかし蓋を開けてみると、執拗な圧迫面談の繰り返しでした。体調不良を理由に面談を固辞していましたが、食い下がられたことで切迫早産に……。妊娠が不利にならないよう、きっちりと仕事をこなし、休みも取らずに続けてきたことが馬鹿らしくなりました」
女性は会社の明らかなマタハラに「将来性を感じなくなったのも、この頃です」といい、そのまま退職に至っている。
「遠回しに辞めろと言われているような感じで……」
「身も生活も会社に投じ、自分なりに貢献してきたつもりです。それなのに」と切り出すのは、販売・サービス職の40代男性。会社から正当な評価を受けられず、現在は転職を検討しているという。
「コロナの影響で売上なども大変なのは、よく分かります。でも日々の仕事で、自分なりに考えて提案などをしているのに、それを少しずつ避けられている感じは否めません。遠回しに辞めろと言われているような感じで、ちょっとした鬱症状です」
最近では恐怖を感じることもあり、自宅で震える日々が続いているそうだ。転職の選択肢はもちろんだが、今は健康を取り戻す方が第一優先かもしれない。
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