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緊急事態宣言下でも、出社避けられない
新型コロナウイルス感染症対策として「出勤者7割削減」という目標が掲げられているが、緊急事態宣言下でも出勤せざるを得ない人は多くいる。キャリコネニュースには、
「デイサービスなのでテレワークができない」(兵庫県/40代女性/正職員)
「会社の指示により、通常通りの仕事をせざるを得ない」(東京都/60代男性/サービス系/設備・交通・運輸/契約社員)
という声が多く寄せられている。今回は「緊急事態宣言でも出勤している人の声」を紹介する。(文:福岡ちはや)
「給付金はもらえなさそうだし、コロナ禍の長期化を考えると不安ばかり」
「ビジネスホテルのメイクスタッフです。お客様がいるかぎり出勤です」と語るのは、都内の40代女性だ。仕事柄テレワークはできないものの、
「会社は自粛要請を受け、勤務時間を短くしてくれました。それでいて基本給分は、いつもと変わらず保証してくれるので助かります」
と会社の対応に感謝を示す。しかし、在宅時間が増えたことにより、「食費と光熱費が上がり、家計は火の車です」と嘆いた。
「もう給付金はもらえなさそうだし、コロナ禍の長期化を考えると不安ばかりです。外国から帰ってきた人は、PCR検査の結果が陰性でも2週間はどこかで過ごすわけですよね。お客様がそのことを黙ったままホテルに宿泊するケースが多いので、不安でたまりません」
「コロナの不安のせいか、お客様から嫌味を言われることも増えています」
福井県の10代女性は、ドラッグストアでアルバイトをしている。もともと雇用人数が少なかったため、緊急事態宣言が発出されても「到底、休める雰囲気ではありませんでした」と打ち明ける。
「主婦層はなるべく自宅にいるようですが、田舎だからか、ご老人のお客様が倍くらいに膨れ上がりました。コロナの不安のせいか、嫌味を言われることも増えています」
消毒液やマスクなどの衛生用品を調達するため、ドラッグストアの客足はむしろ増えているのかもしれない。女性は「品出しの量がわかりやすく増えています。たとえアルバイトでも休めない仕事量です」と綴った。緊急事態宣言下にもかかわらず、責任感を持って出勤している女性には、頭の下がる思いだ。
また、派遣社員の30代女性からは、
「いつもどおり出勤するよう会社から言われている。派遣なので雇い止めが怖い」(愛知県/流通・小売系/設備・交通・運輸)
という声が寄せられた。派遣社員にとっては、「コロナ感染の不安」と「契約打ち切りの不安」を天秤にかける酷な状況のようだ。
※キャリコネニュースでは引き続き緊急事態宣言でも出社のほかあなたの職場のサイコパスやオンライン会議中のとんでもないエピソードなどのアンケートを募集しています。