コメントを見ていくと
「きついっすよー。それが当たり前だと標準だという世界が悪いんですよ」
「日本人は基本働き過ぎなんだよね」
など、「週5日8時間労働」の大変さに共感する声が出ていた。
8時間よりも長く働いて、身体を壊したり、疲れすぎて動けないという報告も相次いでいた。
「ブラック勤務時代は週6勤務で12時間働いてました。身体壊しました」
「週5で毎日10時間くらい働いてるけど、体力ないのか疲れすぎてメイク落とさず寝る事が多い」
中には、「24時間のうち3分の1を労働にしよう(と)決めた人を許せない」と、週40時間をスタンダードにした人たちを恨む声もあった。
仕事をしていない時間が、すべてフリータイムというわけではない。プライベートでも家事や育児、介護などいろんな「シゴト」があるものだ。
「育児と仕事と家事…本当にキツい。毎日何のために生きてるんだろうって考えちゃう」
「働いて帰ったら休む間もなくご飯作って片付けて子供の宿題見て洗濯たたんで…とかしてたらあっという間に11時とかになってて泣きたくなる」
海外では、労働時間を短くする取り組みも
日本の働き方を、海外での働き方と比較して、「数年外国で現地採用やったけどそこで日本人の働き方の異常さに気付いた」と語る人もいた。
法定労働時間そのものは、海外とそこまで大きく変わらない。労働政策研究・研修機構の資料によると、法定労働時間は日本が週40時間、アメリカで週40時間、イギリスで週48時間、フランスで週35時間などとなっている。
ただ、「労働時間を減らす」取り組みに積極的な国もある。BBCによると、アイスランドでは、政府などが給与を据え置きにして週休3日制にする実験を行ったところ、大多数の職場で生産性が維持されるか、向上したという。労働者たちからも、ストレスや燃え尽き症候群のリスクが減ったと感じていて、健康面やワークライフバランスの点でも改善されたと報告があった。スペインでも似たようなトライアルが実施されたそうだ。
日本でも、週5日8時間労働を当たり前とせず、時短勤務を前向きに進めてほしい。