自分の彼氏や夫のファッションセンスが微妙、どうしたらいいものか……。ガールズちゃんねるに8月上旬、「彼氏や旦那がしていたらちょっと嫌なファッション」というトピックが立った。トピ主の女性は、
「20代後半の彼氏が最近、メガネにチェーンを付け始めたことがちょっと嫌だなと思っています。しかも、パールやビーズが連なったオバちゃんが付けるようなタイプなので余計にう~ん……と思ってしまいます」
とこぼす。「世間一般的にはアリなんだろうけど、彼氏や旦那がしていたらちょっと嫌だなと思うファッションはありますか?」と問いかけると、メンズファッションに言いたい放題の女性たちの声で盛り上がった。(文:篠原みつき)
「ポロシャツの襟立てるのオジサンくさい」
20代の男性が「パールやビーズのついたメガネチェーン」を常にかけているのは、「世間的にはあり」かどうか疑問だ。コメント欄には「絶対やだ」「うちの職場のおばちゃんが付けてるやつじゃん!」などのツッコミが入っていた。「ちょっと嫌」なメンズファッションの例も次々に挙がっている。
「白パンツ、靴下履かないスニーカー」
「ポロシャツの襟立てるのオジサンくさい」
「龍とかドクロのプリント」「オールホワイトコーデ」
「ダメージの強すぎるデニム」
「タンクトップで外をうろうろ」
また、「ファッションというか髪型だけど、センターパート」と、前髪が真ん中分けのモデル写真を投稿する人も。モデルがしていると素敵なファッションも、身内の一般男性では恥ずかしいという思いもありそうだった。そのほか、「英字(プリント)のロンT」「クロムハーツ的なアクセサリー」など枚挙にいとまがない。
夫のきわめて個人的なヘビロテ服が、どうにも気に入らない妻からの声もある。
「裾の折り返しがチェックのチノパンって伝わるかな?20代の頃買ったやつを10年位気に入ってはいてる。そろそろ違うのはいてもらえるとありがたい」
「赤いTシャツを着る事。旦那がちょい色白のぱつぱつ系デブだから金太郎みたいになる。何度も着ないで欲しいと言っても忘れるし、目につかないタンスの奥に押し込んでてもいつも何故かうまいこと引っ張りだしてきて着てやがる」
本人はよほど気に入っているのだろう。これには「もう黙って捨てよう」という助言もあるが、そこまで着たおしているお気に入りを勝手に捨てるのも気が引ける。かといって、それを着た夫と一緒に歩くのも嫌だろうから難しい。ファッションはセンスも大事だが人それぞれの好みもあり、いかに愛する彼女や妻でも趣味が合わないのは「残念」としか言いようがない。
「なるべく本人がしたい格好を尊重したほうがいい」という声も
一方、トピックには本人を尊重する寛容な妻もいた。
「明らかに常識から逸脱してるファッションじゃないならもう気にしなくなった。なるべく本人がしたい格好を尊重したほうがいい気がしてね」
この女性は、「自分も言われたら嫌なのに男に押し付けるのも違うなと思うようになってた」と続けた。優しい言葉だが、そこに至るまではいろいろ文句をつけたいことや、自身も言われて嫌な思いをした経験があったのでは。筆者も結婚当初は、夫から服装が地味だとダメ出しされていたが、彼の好みに無理に合わせようとして買った服はほとんど着ないままタンスの肥やしだ。いまは諦めたのかほとんど何も言われなくなった。
本当に2人の関係を重視するなら、基本的には相手のやりたいこと、したい格好にあれこれ文句をつけるのは良くない、という結論になるのだろう。