相手は、「始まった時点でかなり威圧感というか上から目線な話し方」で、女性は「まず、仕事内容の説明も何もなく、この先の人生の目標について」聞かれたという。
「パートの面接なので、そんな質問は準備しておらず、基本主婦なので、『家族が肉体的にも精神的にも健康で過ごせる様に支えていきたい』と伝えたら大笑いされました。何が正解なのか未だにわかりません……」
と女性は肩を落とす。さらに相手は質問を続けた。
「今まで積んできた経験より、パート先をいくつか変わったか、何で辞めたのか、また、苦手なタイプの人はいるのかと全てにおいてマイナスな要素の質問から入りました。”苦手なタイプ”の質問に関しては、心の中で『お前だよ』と思いつつ、『威圧的で攻撃的な方』と伝えました」
クセが強い面接官に内心ツッコミを入れつつ、懸命に質問に応じた女性。
「そして、『コロナとオリンピック以外で、時事ニュースで感心したトピックを言いなさい』と言われました。事務職とは言え、パートの面談でこれは初めてでした」
と驚きを語る。
「向こうからは一切、仕事内容とか時給とか勤務条件に関する説明はありませんでした。すごく後味の悪い面接でした。こんなところ受かるわけがないし、受かっても行かないし、連絡も来ないだろうと思っていたら1週間後に二次面接をしたいという連絡が来て驚きました」
意外にも一次面接は突破していた女性だが、「というか二次面接を行うというアナウンスも一切無かったですしね。幸いにも他が決まったので断りました」と顛末をさらりと語っている。