ワークスモバイルジャパンは11月17日、「在宅勤務時のコミュニケーション」に関する意識調査の結果を発表した。調査は10月にインターネット上で実施し、ビジネスチャットツールを導入している企業に勤め、週に1回以上在宅勤務を実施している20代・30代の会社員561人を対象に行った。
勤務している会社に在宅勤務を行いやすい風土があるか聞くと、「あると思う」(47.8%)、「ややあると思う」(34.2%)となり、8割以上が在宅勤務を行いやすい風土があると回答した。
5割以上が「上司から返信がないことで心理的ストレスが高まる」
在宅勤務を行いやすい風土があると回答した人に対し、そう思う理由を聞くと、1位は「上司とのコミュニケーションが取りやすい」(57.8%)。2位以下は「経営層や上司が在宅勤務を率先垂範」(38.9%)、「部下とのコミュニケーションが取りやすいから」(38.0%)となった。
「在宅勤務時のコミュニケーションにおいてストレスを感じることがある」と回答した人は「よくある」(32.3%)、「ややある」(40.6%)の計72.9%となった。相手別にストレスを感じることがあるか聞くと、「上司」とのコミュニケーション(57.4%)が最多。次いで「他部署」(45.1%)、「同僚」(41.0%)、「協力会社」(38.1%)、「顧客」(38%)と続いた。
また、ストレスを感じる理由トップ3は、「テキストでの連絡ではニュアンスが伝わらない」(54.5%)、「連絡に対する返信が遅い」(43.3%)「連絡に対して無視をされることがある」(36.7%)となった。
「在宅勤務時、自身の連絡に対する上司からの返信がないことがある」と回答した人は62.3%となり、56.0%の人が「返信がないことで心理的ストレスが高まる」と回答した。