女性は20代前半で未経験の営業として入社し、「自分で新規開拓のリストを作り、ビル倒し(上から下まで名刺を配る)を退職するまでの9か月間行った」という。
先輩と一緒に回った日には水分補給をするだけでも指摘を受けた。ひと昔の運動部のような「水を飲むのは甘え」という雰囲気があったそうだ。22時過ぎに仕事が終了してからも地獄は終わらず…
「決まって社員一人の『行くぞ』の一言で一同居酒屋に足を運び、毎日のようにビールを浴び、帰りは深夜1時が続きました」
「ともかくビールが好きな会社で、新年会では『ビール一気飲みしないとボーナスなし』のとんでもないミッションがあり、営業はグビグビ呑んでましたが、私は飲めませんでしたので、ボーナスの支給はありませんでした」
さらに、本社の社長から「女で営業なんて無理だ」と反対された中で雇われた女性は、社長を見返すためのスパルタ教育を受けた。厳しく詰められ「最終的に泣き出す毎日」になってしまった。
最後は、「自己退職として辞表を出せ」と強要され退職した女性。
「今思えば労基や弁護士に寄り添って貰うべきでしたが、ともかくこの環境を忘れたいがために逃げるように退散」
と当時の心境を語った。
女性は「その2か月後入社した会社は……驚くほどのホワイト企業でした。ブラック企業で働くと色々洗脳されて動けなくなる事が多いことをあらためて気付きました。今、このブラック会社は働き方を見直したそうです。もし訴える事ができたら、どうなってただろうと思うこともあります」と投稿を締めくくった。