新規オープンのホテルを2か月で辞めた男性 「マインドコントロールのような宗教じみた朝礼」に疲弊 | キャリコネニュース
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新規オープンのホテルを2か月で辞めた男性 「マインドコントロールのような宗教じみた朝礼」に疲弊

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新規開業のホテルを「わずか2か月で退職した」というエピソードが、30代後半の男性(京都府/年収600万円)から寄せられた。男性は、「人を大切にする会社」と誘われ入社したものの、実態は真逆だったようだ。(文:林加奈)

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「不動産籍で出向してきてる人間がとにかく偉そうにしてた」

そのホテルは不動産系の会社が開業した。男性は当時を「長時間勤務、マインドコントロールのような宗教じみた朝礼、研修、レポートの量の多さ。毎日の日報の提出が、どう考えても無駄な量のコメント」とうんざりした様子で振り返る。しかも、

「不動産系の企業だから不動産籍で出向してきてる人間がとにかく偉そうにしてて、すぐ怒鳴りつけたり他の人たちがいる前で怒鳴ったりネチネチ説教。そしてそれを誰もが見て見ぬふり」

という理不尽な構造だった。開業準備を進めるも

「段取りが悪すぎて協力業者に無茶なことばかり言う。何かあると『金を払うのはこっちだ』と上から目線。開業準備リーダーは当然余裕がなくなってメンバーに怒鳴り散らす。少しの雑談も許されない殺伐とした雰囲気」

と準備は順調とは言い難い状況。またホテル支配人は開業準備リーダーより下の立場でスタッフに近い存在だったようだが、男性は

「極めつけはホテルの支配人。みんなが帰り支度を始めると決まって『打ち合わせしましょう』などと言い出す。自分の管理能力が低くてリーダーに怒られて、部下に八つ当たりで休日返上させる」

と不満を綴った。どうやら、ホテル開業前からかなり疲弊してしまったようだ。

「給料だけは良かった。しかし……」

結局、「精神的に追い込まれ2か月と少しで退職した」という男性。辞めた後の心境について

「満足。辞めてよかったです。ただ給料だけは良かった。しかしながら、生きていく上で給料よりももっと大切なことがあると痛感しました」

と気付きを綴る。最後に、「仕事が趣味で仕事以外にやりたいことがない、人とコミュニケーションをとって明るい職場で楽しく働くことが嫌いな人は、あの会社に向いていると思う」と皮肉を漏らしていた。

「趣味が仕事」で「楽しく働きたくない人」となると、そのホテルに向いている人は本当に限られたごく一部の人だけだろう。

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