1980年代、男女差別のひどい会社「結婚したら女性のみ辞めねばならない」 | キャリコネニュース
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1980年代、男女差別のひどい会社「結婚したら女性のみ辞めねばならない」

画像はイメージ

「男だから」「女だから」と、性別によってイメージや役割が決められていることがある。仕事で待遇差に苦しんできた人も少なくない。キャリコネニュースのジェンダーギャップを関するアンケートに、

「1986年、男女雇用機会均等法で従業員2万人規模の大企業に正社員入社」

したという東京都の50代女性(クリエイティブ/契約社員/年収450万円)から、経験談が寄せられた。(文:コティマム)

キャリコネニュースではジェンダーギャップをテーマにしたアンケートを実施しています。回答はこちらから https://questant.jp/q/ZYVZFJ4M

大学院卒の女性 研究室に来たリクルーターから「男しかとらない」

男女雇用機会均等法は職場における性別による差別を禁止し、男女とも平等に扱うことを定めた法律だ。女性が入社した年の1986年に施行された。

「ところが、結婚したら女性のみ辞めねばならない事を知り、婚約を機に転職」

実際に入社してみると、当時の会社では女性が結婚後も仕事を続けることは難しい現実があったようだ。

また「2008年修士卒」という大阪府の30代女性(素材・化学・食品・医薬品技術職/正社員/年収800万円)は、就活や就職後に感じた差別をこう振り返る。

「研究室に大手企業のリクルーターが訪問したが、男しかとらないと言われた」

「研究職で就職したが、女性社員のみ給湯室と男女のトイレ掃除が業務に含まれていた」

現在は「業者が掃除を行っている」というが、均等法の施行から20年以上経っていた当時でも、研究職なのに「女性=掃除担当」だったのだ。いまだにそのイメージが根強い企業もあるようで、現在も読者から「女性だけがトイレ掃除をしている」という声は複数寄せられている。国際的なジェンダーギャップ調査で、低い順位のままなのも頷ける。

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