有給休暇は労働者の権利だ。働き方改革によって、年間10日以上の有休が付与される従業員に「年に5日間の年次有給休暇を取得させること」が義務化されている。
ところが、福島県の40代男性(営業職/年収500万円)が働く会社は、有給休暇の制度がよりおかしくなったという。
「今は有給消化しないといけませんよね。そのため、年末年始の休暇だった日が前後2日間通常出勤日となり、その2日間が強制有休となりました。お盆休みも同じです」
有給休暇が義務化されたことで、男性の職場ではもともと休みだった日が出勤日となり、その日に強制的な有給休暇を使うという本末転倒な事態になっている。
また「更に大型展示会は年2~3回あり、休日出勤で6時出勤帰宅22時」と実に16時間拘束の長時間労働をさせられるという。休日出勤の報酬はわずか「現金2000円」。男性は「飯も食えんわ!」と不満を漏らしている。