「助けてほしい」という友人のためにサラ金で借金 → 持ち逃げされる とある男性の過酷な友人遍歴 | キャリコネニュース - Page 2
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「助けてほしい」という友人のためにサラ金で借金 → 持ち逃げされる とある男性の過酷な友人遍歴

なぜそんなことをしたかと言えば、

「僕自身、それまで人から助けられる一方でしたので、助ける立場に立たないといけないと思っていましたし、まだ学生で世間を知らなかったこともあり、彼からの『絶対に迷惑をかけない』の言葉を信じてしまいました」

と男性は純真そのものだ。ところが案の定、相手の行動は迷惑をかけないどころではなかった。

「初っぱなから返済することもないどころか、僕の自宅やアルバイト先にも借金依頼の電話をほとんど毎日のように一日10回ぐらいの割合で掛け続けてきて、(精神的に)ズタズタになりました。ですので、“金の切れ目が縁の切れ目”と言うように、彼から全額回収した後に絶縁する予定でしたが、結局、彼は、1銭も返済せずに行方を眩ましました」

男性は結局泣き寝入りしてしまったが、サラ金への返済も大変だっただろう。そして「その2年後、彼は僕のものとは別件の詐欺事件で逮捕されました」と驚きの顛末を明かした。

「過激とも言える布教活動を宗教仲間と共に押しつけてきた」友人

男性の災難はこれにとどまらない。「もう一人は、今から30年ぐらい前に、当時通っていたスポーツクラブの仲間です」と明かす。

「彼は知らないうちに新興宗教にはまり、僕に恐怖心を植え付けてプレッシャーを掛けて勧誘して、入信させられてしまいました。僕の入信後は、過激とも言える布教活動を宗教仲間と共に押しつけてきて、それを拒むと、これまで以上に強いプレッシャーを掛けられました」

入信しただけでは済まず強引な布教活動を強いられた男性は、脱会を決意した。しかし……

「もう、これ以上は関わることができないと思い脱会を申し出ると、更にヒステリックな状態になり、簡単に脱会することができませんでした。それで、もう一切関わらないようにしようと連絡を受けないようにしていたら、職場や自宅に押しかけて、その行動がストーカーそのものでした」

相手はなかなか諦めず、つきまといはエスカレートしていったようだ。

「最終的には、僕がひっそりと転職して海外赴任したことで、この事態は収まり、念願だった彼との関係を断ち切ることができました」

と男性はすっきりした様子で明かした。「ちなみにその新興宗教は、日本中を震撼させた事件を起こしたあの宗教ではありません」とも補足している。

どうも人の良さからつけ込まれることが多い様子の男性だが、さすがにもう、妙な人物に引っかからないだけの経験値を得たことだろう。

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