毎月の手取りが低くても、ボーナスが多ければやりくりのしようはあるかもしれない。しかし、契約社員の女性にはボーナスも支給されないという。今後、正社員登用の可能性があればいいが、女性は「何年か働いたところで正社員になれるかの期待は薄いです」と語った。
家計状況は思わしくなく、奨学金の返済も「半額に減額してもらいつつ行っています」と女性。しかし、それは1回あたりの支払い額を減らしているだけに過ぎず、支払い回数が増え完済時期は先延ばしされてしまう。女性は、
「完済が延びていることにもどかしさはあるものの、そうせざるを得ない状況です」
と現状を嘆いた。ちなみに女性の仕事は人材サービス業。つまり企業のニーズに合わせて人材を斡旋しているため
「自身が非正規雇用なので違和感を覚えることもあります」
と複雑な胸中を吐露していた。