「責任者はとてもいい人で話しやすく、先輩方にも恵まれたと思います。1人を除けば」 と女性は振り返る。その「1人」とは、こんな人物だった。
「今思えばパワハラです。とにかく毎日誰かを怒鳴っていました。勤務2日目にスムーズに動けない私も悪かったと思いますが、『昨日なにしてたの?何を見てたの?』と怒鳴られました」
「その数日後、その人に質問したら、『マニュアルは変わりませんから!!』と怒鳴られました」
常に威圧的な態度の「1人」に、女性も周囲も萎縮するしかなかったようで
「その人には責任者すらも逆らえず、誰かが怒鳴られるのを黙って見ているしか出来ません」
と、残念な職場の状況を明かした。しかしある時、事態は驚きの方向に動く。
「あまりに酷かったので、責任者が本社に相談したらしく、突然その人は来なくなりました」
「来なくなった翌日、エリアマネージャーが来て、私たちが責められました」
なんとエリアマネージャーは、
「あなた方が○○さんを虐めて追い出したと言う事で間違いないですね?いいですね?」
と一人ひとりに確認してきたというのだ。恐らく、「職場に来なくなった怒鳴る人」が被害者として訴えたのだろう。この状況に女性は、
「バカバカしすぎて、反論する気力も湧きませんでした。その人がいない調理場は穏やかで、仕事もスムーズに進み、とても平和になりましたが、その会社とエリアマネージャーの下で働くのが嫌すぎて、その時のメンバーは一斉退職しました」
と結果を報告。同僚とともに職場を去ったことを明かした。その後の感想を
「給与もそれなりだったし、仕事は好きだったので少し未練はありましたが、あの会社に居続けたく無かったのでとてもスッキリしました」
と清々した様子で綴っていた。