男性が1か月で辞めたのは、パソコン周辺機器メーカー。「典型的な同族企業で、昔からの人間しか残っていない時点で嫌な予感がしていた」と振り返る。
「蓋を開けてみると、社長も役員も先を見据えて仕事をしないから段取りが悪く、何もかも『今すぐやれ』と無理難題を押し付ける。しかも思いつきで指示を飛ばしてるから、明らかに無駄なことや案件に繋がらないことばかり。そのせいで本来やるべき仕事が滞り、個人予算に影響がでると容赦なく罵声を浴びせてくる」
同族経営のやり方に不満を感じた男性は、1か月で退職。もともと働いていた会社に戻ることを決めた。現在は正社員として営業職で働き、年収は500万円だ。
「恥を偲んで出戻りすることにしたが、結果として元の職場がいい環境だったことが再認識できて大満足。営業成績も伸びて先日昇進もできた」
と転職失敗は逆に働くモチベーションアップに繋がった模様。男性は「あのまま残っていたらと思うと恐ろしい」と語り、退職にも出戻りにも満足しているようだ。