当時、女性は「新卒で入社した会社を家庭の事情でやむなく退社」し、次の職を探していたという。求人誌などを色々見て
「未経験歓迎、職歴不問の“受付事務”の仕事に応募しました」
と回想する。一次審査の書類選考も無事通り、会社へ二次面接に向かった。「個人面接だったので緊張はしましたがいつも通りやれば良いと思い、会場に入ると中年の面接官2人と社長と専務の計4人が」待ち受けていた。ここで女性は驚くような対応をされてしまう。
「入ってすぐ『あれー?』とか『あーあ』とかコソコソ聞こえ、ん?っと思っていると社長さんが『履歴書の写真とだいぶ違うね?加工とかした?』と一言……」
「私はえ!?いや、普通に証明写真機で撮りました。と伝えたら専務さんも『あーそーなの?うちは太ってる子はちょっとねー、事務と言えば会社の顔なのよ分かる?』と他の面接官もクスクス笑っていました」
写真映りが良かったのだろうが、あまりにも失礼な言われようだ。女性は「その頃の私は標準体型で太っていたわけではありませんでした」と振り返り、「入室して早々に写真偽造を疑われ挙句体型を批判されるとは思ってませんでした」と衝撃を綴った。
しかもこのやりとりの間、着席を促されることもなかったようで「立ったまま」だったと明かす。「今の社会じゃセクハラに該当してもおかしくない発言」に、
「この会社では働けないと思い、笑顔で『求人欄には細身の方と付け足した方が良いですよ?』と言って退室しました」
と冷静に指摘しやり過ごした女性。その後も、「合否連絡も無く、そんな最低限のことも出来ない会社なのかと呆れました」と当時の胸中を明かす。
「今は住んでいるところも変わりその会社がどうなったのかわかりませんが、本当に入社しなくて良かったと思います」ともっともな感想を書いていた。
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