「会社から携帯電話が支給されたが、寝ているときだろうが風呂に入っている最中だろうが、すぐに携帯に出られることを求められたため、落ち着く時間は一切なかったと言ってもいい」
いつ訪れるかわからない人の死に関わる仕事だけに、ほぼ24時間待機が求められたようだ。たとえ勤務時間外でも携帯電話が手放せず、気が休まらないのは無理もない。にも関わらず労務管理はかなりずさんだったようで
「それでいてシフトが決まっているわけではなく、7日ほど勤務して『じゃあ、明日休みにするか?』という感じで休日も少なかった」
と振り返る。結局、男性は3週間で退職することにした。その葬儀社には紹介で入社したらしく、
「紹介をしてくれた方に申し訳なく謝罪をしたが、3週間で辞めたことに後悔は全くない。無理に続けていたら身体も精神も壊していたかもしれない」
と、胸中を綴っていた。
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