入社から10日も経過していなかった男性は、どこが間違っているのかわからかったため、ほかの人に相談。すると「他のやり方で試してみては?」と言われ、ほかのやり方で試してみることに。すると
「『最初のやり方で合っている。忙しくてちゃんと見ていなかった』と言われた。なお、この時に謝罪はなかった。定時前の質問はNGで、定時30分前にわからないことがあり、質問しに行くと『定時前なので嫌』と断られてしまった。翌日聞こうとしたら『なんで昨日聞かなかったの?』と」
この教育係は、はじめから仕事を教えるつもりなどないのだろう。請求書の作成方法も「Aさんはこのやり方でやっているけど、私は違うやり方でやっている」と教えられ、「会社ごとではなく、確認してもらう人によってやり方を変えないといけない」という、かなり独特なルールを教えてもらったと綴る。
「お前の経歴に傷がついて正社員で雇ってもらえなくなるからな」
皮肉なことに男性が退職を考えるきっかけとなったのが、歓迎会での出来事だった。その教育係が男性のことを「使えない奴」と大声で叫んでいたというのだ。後日、男性は役員に相談した。すると
「『Aが悪いっていうのか?』と逆に怒られてしまった。今までの新人に対しての指導を指摘すると『これだから若い奴を雇うのは嫌だったんだ、これで退職して見ろ、お前の経歴に傷がついて正社員で雇ってもらえなくなるからな』と脅された」
男性は「相談して何とかしてもらおうとしただけなのに、ここまで言われて腹が立ったのでその場で退職しました」と綴っている。入社から3週間後というスピード離職だった。
なお、退職後に届いた離職票を見ると、名前が間違っていたという。「こんなに人を大切にしない会社、辞めて良かったと思っています」と未練は全くない様子。そして
「その後すぐほかの会社で内定をいただき、入社してその会社で出会った人と結婚しました。あの会社で働いていたら、今の幸せはありませんでした」
と、前職で上司から受けた脅しは大きく外れ、転職に成功したことも語っていた。
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