「地元の中小企業A社から、同じく地元のB社に転職したばかり」の頃のこと。女性は、性別や雇用形態などを理由に転職当初から嫌な目にあったという。「当時、女性の正社員での転職者が珍しく、私への当たりは強く感じる毎日でした」と振り返る。
「書類不備や社内の問題発生時は、一部の社員から『こんな事はずさんなA社ならありそうだけどウチで起きるとは』『ここはA社じゃないのに』と私の前で明らかにわざとA社を馬鹿にする発言をひたすら聞こえるように言っていました」
正社員で転職してきた女性への嫉妬やひがみなのだろうか? 前職であるA社をけなすような発言をするB社のスタッフたち。女性はこうした嫌味にも「負けじと耐え」て、B社で数年過ごしたという。そして……。
「B社の一員として戦力になった瞬間に退職させていただきました」
戦力の女性に去られ、B社は痛手だったに違いない。
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