転職したら「入社早々やることがなかった」という女性 業務改善を提案しても「うちの社員のレベルはそんな高くない」と拒否される | キャリコネニュース
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転職したら「入社早々やることがなかった」という女性 業務改善を提案しても「うちの社員のレベルはそんな高くない」と拒否される

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思い切って新しい環境を求め転職してみても、成功するとは限らない。転職体験談をアンケートで募ったところ、失敗エピソードが寄せられた。

「編集時代に身につけた仕事へのスピード感などを会社に伝えてほしい」

と請われて転職したところ、大失敗だった経験を語る40代後半の女性(東京都/事務・管理/正社員・職員/年収550万円)。「前職の前に編集経験が約15年あった」とキャリアを明かす。

「全て拒否されて改善する気が一切なかった」

前職は営業サポートの契約社員で「3年間の契約満了を迎えるタイミングで転職活動をしていた」時期だった。それを聞きつけた「学生時代の友人だった現職の社長」からスカウトされたという。

「友人と働くのは嫌だったが必要とされていることへの感謝と周りからの勧めもあって入社を決めた」

と振り返るが、いざ入社してみると思いもよらない困難が待ち受けていた。

「入る前に聞いていたカタログ作成や進行管理などの業務は一切必要とされず、入って早々にやることがない状況だった」

「しかも直した方がいい点などもアドバイスが欲しいと言われ、表記の統一や締切に対する意識の低さなどお話ししたが全て『うちの社員のレベルはそんな高くない』と拒否されて改善する気が一切なかった」

社内を良くするためにスカウトされたはずが、仕事もなければアドバイスも不要といった、まったくの肩透かし状態だったのだ。

「直属の部長が気に入った人にしか情報を開示せず」

それでもなんとか前職と同様の営業サポートをしているようだが、ここではこんな問題があった。

「ここ最近は直属の部長が気に入った人にしか情報を開示せず、さらに1人だけの課で業務の相談相手もいない。部長に相談しても何もわからないので質問に対しても返信や連絡がこない。さらに1人業務なので業務が立て込むと残業が増えてしまう」

「全て部長に申請して承認を得ているのに人事から何故残業が多いかの説明を部長がせずにこちらの責任にして、さらに多くなる時は別の月に申請するように誘導された」

次々と理不尽な状況に追い込まれているようで、転職を後悔するには十分すぎる。しかも居心地が悪いのは女性のいる部署だけではないようで

「違う部署は人を採用しては、部長が自分の理想と違うと数ヶ月で『いらない、採用面接で嘘を言った』と社長や執行役員、総務に進言して仕事を与えなかったり、居心地を悪くさせて追い込み、病気扱いして退職させる」

「その部署がこの4年半で10人で自主退社2人、退職勧告退社4人、残った4人中1人はメンタル不調で休職→産休中。さらに1人は退職予備軍と人が定着しないのでひたすら人員募集している」

と、ひど過ぎる社内事情を明かした。10人のうち7人がなんらかの形で離職しており、管理職の質と会社の雰囲気が最悪のブラック企業であることがうかがえる。そのため女性は退社を決めたが、転職先は編集の仕事を狙っているのか、

「編集経験より現在の営業部にいた経験に引っ張られるのでなかなか仕事が決まらず苦戦している」

と境遇を嘆いた。ブラック企業で積んだキャリアがマイナスとなっているとすれば、無念としか言いようがない。

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