社長面接で「家賃が払えず公園で寝泊まりしたことがあるんだよ」と苦労自慢されて内定辞退した男性 | キャリコネニュース
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社長面接で「家賃が払えず公園で寝泊まりしたことがあるんだよ」と苦労自慢されて内定辞退した男性

画像はイメージ

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本来は求職者側が自己PRするのが面接だが、なぜか面接官が自分語りを始める場合もある。50代後半の男性(埼玉県/営業/年収600万円)は、10年前に不動産会社の面接へ行ったとき、

「社長が対応してくれたのですが、社長になるまで大変苦労した方のようで、苦労話を一方的に聞かされて面接が終了しました」

という残念な経験をしたという。

「食べるものが無くて、安いタイ米を食べて飢えを凌いだんだよ」

社長はこんなことを言っていた。

「僕は大変苦労したんだよ」
「家賃が払えず家を追い出されて、公園で寝泊まりしたことがあるんだよ」
「食べるものが無くて、安いタイ米を食べて飢えを凌いだんだよ」

男性は「話に合わせて、『大変だったのですね』と言いました」と終始相槌を打っていた。

やっと仕事の話になったかと思えば、「今まで入社面接は1000人以上を行なって、選りすぐりを入社させているんだ」と言われた。社内を見渡すと、社員と思われる人が5人ほどいたという。少数精鋭のデキる人揃いだと言いたかったのだろうが、社長の話を聞く限り“ブラック自慢”でしかなかった。

「僕からの要求はかなり厳しい数字を言うけど、自分で数字を作れるやつが、ここでは生き残る」
「社員は、数字を作るために、休みは無いと思って働いてもらっている」

男性は「今なら労基署に即通報になる、なかなかのブラックぶりです」と振り返る。

「相手を持ち上げておいて、その場は去りました。大人の対応です」

男性は社長に話を合わせていたものの、心の底では軽蔑していたようで、

「苦労したことは認めるが、コイツは苦労すればすごい人になれると思っているただの馬鹿だな」
「自分がいかに凄いという事を、面接で言っているだけの中身がない人間」

と感じた。

「向こうがこのような態度なので、こちらは最後には完全に馬鹿にしてましたが、そのような仕草は見せずに、相手を持ち上げておいて、その場は去りました。大人の対応です」

後日その会社から内定が出たが、結局辞退した。男性は「おそらく働く意欲のある人を片っ端から入社させ、振るいにかけるのでしょう。 そんな社長の元で仕事していたらこちらが壊れてしまいます」と書いている。

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