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罪悪感がたまらない…築地で朝からラーメン、「ライス下さい」を忘れずに!

写真:昼間たかし

朝から食べるラーメン、通称「朝ラー」は、罪悪感で余計に美味く感じる。朝から食べ過ぎなんじゃと思いつつも、週半ばあたりの疲れた身体には塩味は染み渡る。

だからどうせ食べるなら「いくらなんでも食べ過ぎだ」なんて意識は捨てて、がっつりといきたい。そんな朝ラー好きの人ならそそられるであろう「朝から無料でライス付き」の店が築地にあった。(文:昼間たかし)

おすすめは「鳥藤とりそばスタンド」

写真:昼間たかし

朝から寿司や海鮮丼などの店が賑わう築地は、朝ラーを提供する店が複数存在する。築地市場があった時代は、暗いうちから市場で働く人の胃袋を満たすためにガッツリ系の店が多かった。市場が豊洲に移転した今でも、場外では早朝から働く人が多く訪れ、ガッツリ系の食事の需要が高く、朝ラーも定番の一つとなっている。

いま、築地場外で朝からラーメンを食べられる店といえば、若葉・幸軒・鳥藤とりそばスタンドの3店舗が挙げられる。道路で立ち食いするワイルドさが美味しい若葉。街中華の雰囲気でカレーとシュウマイも絶品の幸軒は、どちらもオススメ。でも、鳥藤とりそばスタンドは、そのコスパのよさから抜群にオススメしたい店である。

この店は、築地の老舗鳥肉卸の鳥藤が「築地魚河岸」のフードコート内に出店しているもの。朝7時頃から営業を始める「築地魚河岸」のフードコートだが、その中でもこの店のラーメンは人気である。

鳥藤は場外にも複数の店舗を持つ老舗だ。その店が新たな業態として出店しているわけなのだから美味いのは当然。日中は定食なども出しているが早朝はメニューを中華そばに絞っている。

特筆したいのは、安さである。朝は850円の中華そばを注文すると無料でライスまでついてくるのだ。諸物価高騰で築地のほかの店舗ではラーメン単品でも900円になったりしている昨今、850円でライスまでついてくるのは驚きだ。

もしも出かけるなら、まだ客も少ない午前8時頃がベスト。晴海通り側からならエスカレーターで直接3階まで上がればフードコートは目の前だ。カウンターで醤油・しおのどちらかを選んで中華そばを注文しよう。ここでのポイントはちゃんと口頭で「ライスも下さい」ということ。確かに上に張られたメニュー表にはライス無料の旨が書いてあるのだが、昭和的アバウトな営業スタイルなのか最近はいちいち「ライスつけますか?」とは聞いてくれない。

注文すると数分で呼び出し音が鳴るので、自分で取りにいく。コショウなどの調味料はセルフサービスで投入だ。コショウ以外には、ラー油が置かれているのが特徴。このラー油も絶品なのだが、あまりかけすぎるとスープが辛味のみになってしまうので、スプーン一杯に留めておきたいところだ。

具材のメインは煮卵半分と大きめの豚チャーシューが3枚。以前はレギュラーメニューと同じく鳥肉と豚チャーシュー2枚だったのだが、気がついたら変更になっていた。鳥と豚の組み合わせのほうが品のある味わいだったが、今の豚チャーシュー3枚のほうが、朝からやる気を出すには適しているだろう。

築地で海鮮というと当たり前というか凡庸だ。しかも、観光地価格ではなくこの安さである。築地を訪れることがあったなら、ガッツリとこのラーメンを食べたい。

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