他部署でもひっきりなしに面接対応をしていた上司は、ある日、履歴書を男性に見せて「この人を総務部で採用した」と言ってきたらしい。男性に何の相談もなく、「他部署の応募でたまたま来ていた方に『総務部としてどうか?』とやり取りをして勝手に採用した」そうだ。
男性が履歴書を確認したところ、「『女性』しか希望は通っておらず、年齢も上司と同じくらいでパソコンスキルも運転免許証も持っていない」という有様。上司になぜ採用したのかを聞いたら「退職する方と同じ雰囲気だったから」と返ってきた。2人とも50代女性とのことで、雰囲気が似ていたのだろうか。
そうして採用された女性は後日入社した。ところが「エクセルでは関数が全く出来ず、仕事にならない」状態だったという。実はこの女性、面接時に「パソコンは出来ますか?」という質問に対して「入力できます」と答えていたそうだ。上司は具体的なスキルを確認しなかったのだろうか。
女性にスキルが無いだけなら、教育や本人のやる気次第でなんとかカバーできそうだが、致命的なのは全くモチベーションが感じられないことだ。「わからないことがあると『まずは調べてみる』という習慣がなく、聞いて『なんとかしてもらおう』という魂胆がみえみえ」だったという。
さらに男性は後日談として、こんなエピソードも披露した。
同僚は退職の際に上司と男性に引継ぎをしたが、「同僚の退職後に部下が分からないことがあり、同僚に何回も連絡している」そうだ。それに対し「同僚は会社に対していい思いをせずに退職しているのですべて無視している」とのことだった。
男性の希望と合わない人材を勝手に採用した挙句、何のフォローもない上司。スキルがまるでなく、やる気も見せない年上の部下。こんな2人に挟まれて働く男性の苦労がしのばれる。
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