外回りついでに行列必須の「高級食パン」や「宝くじ」のおつかいを頼んでくる上司に辟易する男性 | キャリコネニュース
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外回りついでに行列必須の「高級食パン」や「宝くじ」のおつかいを頼んでくる上司に辟易する男性

画像はイメージ

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上司に理不尽なことばかり言われると、仕事がやりづらくなる。理不尽上司が複数いる場合、その下で働くスタッフは大変だ。「家族経営のような会社」で働いているという兵庫県の40代後半の男性(営業/年収400万円)は、職場の上層部の理不尽さに悩んでいる。(文:コティマム)

男性によるとこの家族経営会社は、「上層部がご兄弟3人でいらっしゃって、元々仲が良くなく、言わば冷戦状態」だという。3人の仲が悪いことにより、指示や方法が統一されない問題が発生している。

「なんでそんなやり方をやってるんだ!」

「私が入社した6~7年前頃は、言わば『仕事は見て覚えろ』的な感じで、何ひとつ教えてもらえず。こちらから上層部Aに教えを乞うても、面倒くさそうに教える感じでした。しかも教えられた通りにやっていると、別の上層部Bから『なんでそんなやり方をやってるんだ!』と怒鳴られる始末。私が『Aさんから教えてもらった』と伝えると、『あんなアホに仕事を聞くな』と言われ、違うやり方で教えられました。しかし怒られて教えてくれたやり方をしていると、上層部Cから同じように怒られて、別のやり方を言われました」

同じ仕事をするのに、A、B、Cそれぞれが違うやり方を指導してくるため、困惑した男性。結局「言われた中の一番やり易い方法」でやったというが、「三者三様で戸惑う事ばかりでした」と語る。

「かといって、上層部A~C同士はお互いに『あのやり方はおかしいやろ』的に言う事や話す事もないので、何も改善しません」

高級食パン屋に何十分も並んで買う羽目に

さらに男性を困らせたのが、上層部が私用を押し付けてくることだった。

「私が営業に出ようとすると、Aが『○○(客先名)行くんか?』と聞いてきたので、行く事を伝えると、当時大人気で列ができる程だった高級食パン屋に並んで買って『すぐに会社に戻って持ってこい』と言われ、何十分も並んで買う羽目になりました……。そしてBもCも、業務時間中に似たような事(車で1時間ほどのB宅まで『荷物を持っていけ!』や、Cに言われて宝くじを季節ごとに“よく当選する”と評判の複数の売り場に買いに行かされる等)がありました」

善意でゴミ箱まわりを掃除していたら「私が毎日掃除する事に」

業務とは関係のない上層部の個人的な用事を押し付けられていた男性は、さらに「始末が悪い」ことがあると明かす。

「ひとつ善意を持って何かをすると、それからずっとそれをする羽目になってしまい、それに付随していろいろ仕事や仕事外の事を押し付けられることがあるのです」

男性は例を挙げて説明する。

「とある日、ゴミ箱まわりが散らかっていたので私がそれを掃いたりして掃除したら、私が毎日掃除する事になり、それに付随するかのように、今までしてもなかった会社玄関の掃除と駐車場の掃除をするように言われました。その他にも、いろいろやるように言われました。しかし会社の別の社員も手伝ってくれたりはしません」

男性はこうした出来事を振り返り、「勤務歴が長い人程、余計な事を言わず、余計な事をせず、息を殺すかのように仕事をしてます」と語る。

「口をはさむと、自身もいろいろやらなければならなくなるのを知っているのでしょう」

男性によると「社長も雇われ社長」で、「訴えても特に何もしてくれず、上層部の顔色を窺うだけ」の状態だ。

「私自身も最近は、『これはこうしたら……?』的に思っても、何か言われるのが嫌なので黙っているようになってしまいました」

理不尽が続くと、自分の身を守るために「余計なことを言わない、しない」という態度になってしまうのも、仕方のないことかもしれない。

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