その後、男性は「現職の事務所への就職が決まったこともあり」、その事務所の選考を辞退したそうで、
「20年弱前の話だが、未だにその言葉は頭に焼き付いている」
と語った。
千葉県に住む60代前半の男性(その他/個人事業主/年収200万円)は、
「昔、友人が酷い面接を受けたとのことで話のネタのため私も応募してみた」
と、気軽な気持ちで面接を受けた。集団面接であったそうだが、
「他の人が『黒いオーラが出ている』とか『彼氏と別れろ』とか言われていた」
面接で話す内容としてはあまりにも突飛である。しかし他の応募者は採用されたい一心で、その理不尽な発言に「我慢したり、従うと回答していた」という。
「私は『帰れ』と言われたが最後まで参加した。『何故帰らないのか』と問われたので『最後まで見届ける』と言いきって最後までいた」
この空気の中で最後まで居座るとは度胸がある行動である。男性は後日談として、
「勿論不採用。採用されても行く気はなかったが。2、3年後に、その会社は倒産した」
と明かす。人を否定するような会社は、倒産して当然であろう。
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