異動は会社員には付き物だが、あまりにも急だったり、その理由が納得できないものだったりすると、会社に対して不信感が生まれてしまっても仕方ないだろう。50代前半の女性(管理・事務職)は、
「社長から直接個人メールで呼び出しがあり、行くと『別の人がうつ病になったから、お前を異動させる』と突然言われた」
と綴る。(文:真鍋リイサ)
「未婚で子どもがいない女という理由だけで……」
さらに、
「今やっている仕事は誰でもできる仕事だ、今後のことを考えてお前は春から運転手になれ」
と、女性の今までの仕事を否定する発言をしてきたというから衝撃だ。
「異論を唱えようとしたら、『上長を通せ!』と一喝された。意味が分からない」
このように社員を大切にしない会社だ。社員がうつ病になってしまうのも無理もない。
30代後半の女性(研究開発職)は「産休の人が休みに入るたびに、その人の部署に異動させられました」と苦労を明かす。
「女の穴は女で埋めろという上の考えです」
「一時連続4年間部署が変わりました」
異動は社員に付き物とは言え、配慮は必要だ。また、あまりにも頻繁な異動は業務にも支障があるだろうし、精神的にもかなりストレスのかかることだろう。
「産休の人は恨んでませんが、未婚で子どもがいない女という理由だけで1人だけにこの異動は、仕事も精神的にもかなり大変で辞めようと思いました」
社員をあからさまに駒のように扱う会社で働き続けることは難しい。やめようと思うのも納得である。
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