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1日で辞めた人も…退職者続出なのに「会社に非はない」と一点張りの社長

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新入社員が定着しない会社には、辞めたくなるのも仕方ないような理由がある。クリエイティブ職の30代男性(北海道/年収300万円)は、従業員数15人程度の中小企業で「入社1日で辞めた」社員がいたと振り返る。

その社員は男性と同時に入社したが、初日から不穏な空気が漂っていたようだ。なんと

「入社当日社長は外勤で不在、私たちが使うデスクも用意されていなかった」

と明かす。新人が心を折られる出来事は、これだけでは済まなかった。(文;長田コウ)

「ワンマン社長の雷がなる古き悪しき昭和のような会社」

ほかにも、会社側のずさんな対応は続いた。

「その日から勤務時間が変わっていたことも知らされず、契約書類のたぐいの確認はこちらから既存社員に聞くまでなんのアクションもなかった」

「雑な会社説明を受け、休憩時間には既存社員が無言で先に(休憩に)入り、退勤時も同じ体たらくだった」

会社に慣れていない新人をサポートする姿勢は、まったく感じられない。

そんな環境に違和感をもったのだろう。男性と同時に入社した社員は、「退勤と同時に退職を申し出たようだった」という。早めに異常を察知し、決断を下したのだろう。

そんなありさまのため、同社の従業員数が20~25人程度だったときには「1年で3人退職代行で退社」したこともあった。この原因について男性は、

「教育体制やサポートが十分でないにもかかわらず、ワンマン社長の雷がなる古き悪しき昭和のような会社」

と評している。退職した社員の様子は、男性から見てもかなり辛そうだったという。

「社長が放つ理不尽な言葉に精神的苦痛を憶え、しだいに体調がわるくなり声までしぼんでいく様子だった。最終的には休職し、退職代行を使って辞めていった」

この状況を生み出したのは、間違いなく社長の言動だろう。

しかし、社長はそれでもなお偉そうな態度を貫いたそうだ。

「驚くべきは社長の対応であった。『会社としてはできるサポートはした、会社に非はなく、彼女たちが異質である』という主張の一点張りだった。また『退職代行は悪である、使うな』というお達しまで出た」

こう批判的に綴った男性は、「社の代表が発するにはあまりにも的外れな発言であった」とさらに糾弾している。さんざん社長の言動に悩まされてきた社員たちが、この発言にさらに気を病んでしまうのは想像に難くない。

「日頃から勤務態度は悪くなく、会社に貢献していた彼女たちがあまりにも不憫だった。そして残された社員たちは引き継ぎのない業務を手探りでおこなうという悪循環のなかにいる。不毛である」

退職した社員たちを思いやる男性だが、同時に残った身として疲弊しきっていることがうかがえた。

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