20~30代の7割が管理職に「興味あり」 一方で「待遇が釣り合っていない」という声も | キャリコネニュース
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20~30代の7割が管理職に「興味あり」 一方で「待遇が釣り合っていない」という声も

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エン・ジャパンは1月23日、39歳以下の男女を対象にした「管理職への意向」に関する調査結果を発表した。調査は12月10日から1月10日にかけてインターネット上で行われ、1156人からの有効回答を得た。

管理職に就くことに興味があるかを聞いたところ、70%が「ある」と回答した。男女比は、女性より男性のほうが16ポイント高い結果となった。興味がある理由として、1位は「給与を上げたいから」(76%)、次いで「自分を成長させたいから」(63%)、「仕事の幅を広げたいから」(59%)と続いた。(文:長田コウ)

現管理職は75%が「今後も管理職を続けたい」と回答

一方、興味がない理由の上位には、男女全体で「時間的な負担が重くなりそうだから」(59%)や「大きな責任を負いたくないから」(52%)、「自分の能力に自信がないから」(39%)がランクインした。特に「自分の能力に自信がない」という回答は、男性33%、女性43%で女性のほうが10ポイント高く、男女の意識差がうかがえた。

これらの理由に関して、次のような具体的な声があがっている。

「子育てと両立するのが難しそうだから。周りの女性管理職も子育てと両立している人がほとんどいない」(20代女性)

「責任や業務負担の増加量に対して、待遇が釣り合っていないイメージがあるため」(20代男性)

「周りの人より自分が優れているように感じず、管理する立場にはないと思うのと、リーダーとして周りを引っ張っていく自身もないため」(30代女性)

では、実際に管理職として働いている人の意識はどうなのだろう。現管理職の人に「今後も管理職を続けたいか」聞いたところ、75%が「続けたいと思う」と回答した。続けたい理由として、次のような前向きな声があがっている。

「自分一人でやるよりも大きな成果を出すことができるから」(20代男性)

「自分の出した指示で円滑に物事が進んでいくと嬉しいから。また、自分が理想とする職場環境を自ら作り上げることができるため」(30代女性)

「人としての魅力を磨き続ける必要があり、管理職として成長することで人としても成長できると思うから」(30代男性)

一方で「続けたくない」と回答した人に理由を聞くと、「業務に対する報酬が見合わないと感じる」(47%)が最も多い結果となった。

8割超が若手社員の管理職登用に「魅力を感じる」

最後に、若手社員を積極的に管理職に登用する企業に魅力を感じるか聞いたところ、82%が「魅力を感じる」と回答した。次のような理由があがっている。

「人事考課制度が健全に機能しているような印象を受けるため」(20代男性)

「若手のうちから裁量のある仕事を任せてもらえるということは、人への投資を行なってくれる企業だと思うから。また、変化の激しいマーケットでの適応力が高く、企業としての成長力があると思うから」(20代男性)

「若手の中間管理者のほうが考え方が柔軟で話しやすく、ワークライフバランスを考えて働いている人が多いため、部下としても働きやすいと感じた」(30代女性)

一方、「魅力を感じない」と回答した中には、実情を厳しく捉えたこんな声があがっていた。

「社外アピールのための若手社員の管理職登用に見える。本当にその社員が管理職として選ばれる基準に満たしていたのか、基準は低く設定されていないかなど、疑ってしまうためあまり魅力を感じない」(20代男性)

「若手の登用よりも、若手管理職に対してどの程度サポートがあるかのほうが気になるため」(30代男性)

「程度と採用形態にもよるが、入社後すぐに管理職に就けるような職場は総じて人員不足の印象がある」(30代女性)

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