面接での質問も不可解だった。
「こちら大学出てからうん十年のおばさんですが、『学生時代に熱中していたこと』とか、『学生時代に一番時間をかけていたこと』とか、とにかく聞かれることが全部学生時代のこと」
これに対し、「高校ですか?大学ですか?それとも?」と聞くも、面接官は「どちらでも~」と、はっきりしない様子。その上、「これまでの仕事のキャリアや強みなどは一切聞かれなかった」という。まるで新卒採用の面接だ。
その後めでたく入社することができたが、入社後もストレスが溜まることが多かった。
「配属先にプライドの魂のようなオジサマがいて、仕事の内容を聞くたびに『さすが大学出はちがうね、優秀~』などと嫌味を言われ、終いには無視をされました」
「仕事が欲しかった」女性は、しばらく我慢するも、限界を迎え「3か月」で辞めたという。辞める際も、会社の対応は酷かったようで…。
「会社から制服代金を払え!と無茶ぶりされたので、そんなことは法律で禁止されている(たぶん)とお断りし、クリーニングだけして返しました」
と、強く出たことを明かす。その職場は、田舎であるものの、「地区ではラッピングバスが走っているくらい有名な会社」だったそう。最後に、こう振り返った。
「中は見てみないと分からないんだなぁと一つ勉強させてもらいました」