本部長は、
「どうやら仕事内容を覚える気は全くないらしく今でも3年前と全く同じ質問をしてきます」
「それなのに当の本人は仕事を覚えた気でいるらしく支離滅裂な指示を出してきます」
と部下を困惑させる人物だった。また先日、男性が直属の上司と担当している案件で、「本部長も同席で打ち合せを行った」ときのこと。
「またもやその本部長が意味の分からない事を言い出したので、つい強い口調で『それはおかしい』と理由とともに反論したところ、 翌日からその案件の会議には呼ばれなくなり、メールも入ってこなくなりました」
本部長は自分に逆らう人間は排除するタイプだったようだ。男性は、直属の上司に「私は外されたのか?」と問いただしたが……。
「(上司は)言葉を濁すばかり。 恐らく本部長の気に障って外されたのだろうと思っています。薄っぺらいプライドだなー、と思いながらこの職場との決別を決意する良いきっかけとなり、 転職活動を開始しました」
結局、上司たちに見切りをつけた様子だ。
「これらを1枚にまとめろ」と言い出し、この無限ループが生じます
また他に「笑い話ですが、その本部長の指示は本当にくだらないものが多く」と前置きし、あるとき男性が取締役会で出す議案の資料を作ったときのエピソードも明かす。
「本部長に見せると、『わかりにくいから1枚にまとめろ』という指示が出て、指示通り1枚にすると『この情報も要るから補足資料を作るように』と指示が出ます(元々その情報を外せと言ったのもご本人)。 1枚のメイン資料と、補足資料を渡すとまた 『これらを1枚にまとめろ』と言い出し、この無限ループが生じます」
せっかく1枚にまとめても、再び複数枚に、また1枚に……と何度もつくり直しさせられてしまうのだ。さらに
「またループ中に『そもそもこの事業って何だっけ?』のようなとんでもない質問が飛んでくることもあり、なんかもう、この人どうでもいいや。となってしまいます」
と呆れたように語る男性。これでは「この会社もう無理」と思うのも仕方ない。最後に、
「こんな人が私の給料の2倍も3倍ももらっているかと思うと、 これ以上はやっていけないな、という気持ちになってしまいます」
と虚しさを吐露した。
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